見出し画像

NPO法人せいぼの活動

山田真人(NPO法人せいぼ 理事長)

(上の写真:NPO法人せいぼが協働している桜の聖母女学院の学生様)

私が代表を務めさせて頂いているNPO法人せいぼでは、「探究学習」の一貫としてワークショップやボランティア体験を提供することを、高校生との主な協働活動として実施しています。NPO法人せいぼは、アフリカのマラウイの学校給食支援を展開する団体で、現地の7人のスタッフとボランティアによる給食提供と、日本からの資金提供によって、成り立っています。団体の詳しい活動は、こちらからもご覧ください。
せいぼじゃぱん | アフリカ・マラウイへの学校給食支援に寄付を (seibojapan.or.jp)

また、日本からの支援活動を拡大するために、協賛企業様のサポートのもと、購入額の100%を現地に給食費として送ることができるマラウイ産コーヒーを扱っています。詳しくは、こちらもご覧ください
100%がアフリカへの寄付になるアフリカ産コーヒー|ウォームハーツコーヒークラブ (charity-coffee.jp)

そのコーヒーがマラウイについて学習する教材として、日本とマラウイをつなぐきっかけになることもあり、現在では多くの学校様と提携しています。今回は、その最初の提携校である横浜市のカトリック学校、サレジオ学院様の例をご紹介することで、皆様に事例の一部としてご参考になる情報を提供できれば幸いです。

2020年9月、フェアトレードコーヒーを販売してみたいというカトリック研究会の皆様から、ご連絡を受けたことから、全てが始まりました。生徒様はまず、マラウイ、フェアトレードコーヒーについて、そしてどんな支援に繋がるのかについて知るため、運営先であるNPO法人せいぼへインタビューを実施しました。その後、100%の寄付に繋がるチャリティビジネスモデルを理解し、サレジオ会の精神、カトリック学校の特徴を活かした独自の販売方法を編みだしました。それが現在も続いている、保護者を主な対象とする販売会です。

(後輩の養成のために支援の仕組みを紹介するサレジオ学院高校2年生の様子)

現在でも、継続的に学習、チームでの反省、販売企画と販売会の実施を繰り返し、2022年10月の段階では、今までに合計8回の販売会を実施し、マラウイの給食費で約10万食分の寄付を行いました。その他、コーヒーについてビジネスの側面からも知るために、NPO法人せいぼの支援企業である英国企業Mobellのディレクターに対する企画のプレゼンテーション実施や、NPOへの理事会の出席などを重ね、現在でも企画を成長させています。

こうした支援活動を通して、「貧しい人のための選択」という教皇フランシスコのメッセージに託された想いや、カトリックの精神を実行することで、自らの成長に繋げていくことがいくことができています。そして、継続的な支援によって生徒のスキルが活かされ、将来役に立つスキルを育むことができるという観点から、キャリア教育にもつながる探求学習だともいえます。こうした狙いを、これからも多くの学校様と広げることで、NPO法人せいぼのミッションでもある、学校給食支援を通してチャリティ活動を拡大していくことにも繋げていこうと考えています。
現在活動を実施している学校の事例については、こちらからご覧頂けます。
お知らせ | せいぼじゃぱん | アフリカ・マラウイへの学校給食支援に寄付を (seibojapan.or.jp)

(現在MACOSY Projectという生徒独自のマラウイ支援プロジェクトとして認知されています





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?