成人式に行かなかった時のこと
成人式にはハナから行く気がなかったんですよ。
レンタル着物高かったし。
祖母が持っている着物はまあ当然ながら留袖ばかりでしたしね。
レンタル着物の金額とそのきらびやかさを見て立ちくらみを起こしそうになって、さらに高校出てすぐに短大に行っていたので同じ歳の三月に卒業式の袴をレンタルしなければならなくなってさらに金額を二度見して。
残念ながら残念な外見だったこともあって、和装2回よりもリクスー2回で済まして(予算かけられなかったからスーツも安いのバレバレの形が悪いやつで少し小さいサイズのに無理やり体を押し込んで面接行ったんだった)
その分記念になるものを買ってくれないかと母に交渉した。
母はブランドもののブランドには興味を持たずそうなるとブランドもののロゴはまったく見なかったものの素材とデザインはそこそここだわりがあったようで
アニエス・ベーのシンプルで小さな本革のハンドバッグを買ってくれた。
PHSと小銭入れがギリ入るような小さいやつ。
(そこで口紅と小銭入れ、とならないのが昔から残念だったわたしよ。)
型押しでbのロゴが小さく入っていることが自分にとっては嬉しく(母にとってはどうでもよく)買ってもらった時には大喜びしたものです。
で、結局何が言いたいかというと。
成人式に出ない和装写真も撮らないあなたさま。思い出に残るようななにか、自分のようにバッグでも、宝石でもアクセサリーでもいい。記念に買っておくといいです。
そしたら成人式の話題になった時に、「写真撮ってないんです」のうしろにひとことつけてその話題が終わるから。
「写真撮ってないんですけど、母にハンドバッグ買ってもらいました!」
ちなみにそのハンドバッグは今も押し入れの中にいます。猫の引っ掻き傷をくっつけて。(ちくしょうっっっ)
サポートいただけたらうれしいです。次の運命の出会い(猫様かもしれないし犬様かもしれない)と出会ったあとのための軍資金にします。