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「オーディション」
ストーリー ☆☆☆★★
グロ ☆☆★★★
演技力 ☆★★★★
もう観ない ☆★★★★
総評 ☆★★★★
1999年制作、三池崇史監督の作品。ロッテルダム国際映画祭では記録的な途中退出者の数を叩き出し、観客が激怒しながら「悪魔!」と三池監督に詰め寄ったりと、海外でも数々の映画ファンを絶望の淵に立たせてきた言わずと知れた邦画ホラーです。
主演は““日本のホラー映画の顔といえばこの人”“でお馴染み石橋凌さん。「自殺サークル」「哀愁しんでれら」「冷たい血」でもお世話になりました。
妻と死別し息子と2人暮らしの男性、青山。映画制作プロデューサーの友人に「映画キャストのオーディションと称して女性を集めて再婚相手を探してみよう」と提案されます。渋々ながらも審査員としてオーディションに参加します。そこで『麻美』という女性に出会い、青山は彼女に惹かれていきます。しかし麻美には驚くべき素顔があり…というストーリー。
率直に申し上げますと二度と観ません。正しくは二度三度観る必要が無いくらい、たった一度で恐怖とトラウマをしっかり植えつけてくるとても優秀な作品です。
邦画特有のじっとりとした怖さとナチュラルサイコパスヒロインが織りなす最悪のハーモニー、目を閉じれば今でも鮮明に思い出せる拷問シーン。「頼むからもう勘弁してくれ…」と何度願ったことか。
背筋がゾワッとするような妙な緊張感が所々にあって、観てる最中に後ろを振り返ったらまさにそこにいるんじゃないかって思うような、恐怖がヒタヒタ…とゆっくり追いかけてくる気持ち悪さ。観終わった後も数日は頭から離れない後引く怖さ。これぞ邦画ホラー。
「1番怖かった邦画ホラーは?」と聞かれた時には必ずこの作品を挙げています。
観る時は自己責任でお願いします。
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