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米国経済今週のポイント(3月4日~8日)

こんにちは、Saltです。

Salt作成

今週はやはり、パウエルFRB議長の2回にわたる議会証言(6日24時、7日24時)で、これは半期に一度の金融政策報告です。議長を含めFED高官のほぼ全員がこのところ、米経済の底堅さを背景に利下げ開始時期の決定には忍耐強く臨むとの見解を示していますが、発言の内容には注目が集まります。

また、9日(土曜日)からFOMC前のブラックアウト期間に突入ですので、今週発言の機会のある以下の高官らのコメントにも注目です。

4日:フィラデルフィア連銀ハーカー総裁
6日:サンフランシスコ連銀デイリー総裁
7日:クリーブランド連銀メスター総裁
8日:NY連銀ウィリアムズ総裁

さらに今週は、上記のように雇用関連などといった米国の統計データ発表だけではありません。

5日(火)
(中)全人代スタート
(米)スーパーチューズデー

7日(木)
(欧)ECB理事会
(米)一般教書演説

全人代では2024年の中国の経済成長目標が発表される予定ですが、さらに、落ち込む自国経済に対して、景気刺激策などを打ち出すか注目です。また、スーパーチューズデーは、11月の米大統領選挙に向けた候補者選びのヤマ場、大統領選挙は景気や株式市場に影響を与えることからもこのイベントは注目。そして、バイデン大統領は7日の一般教書演説にも登場、健康不安なども取りざたされていますが果たして・・・。

そして、ECB理事会では政策金利は4会合連続で据え置きの見通し。賃上げにより鈍化しにくいインフレをどのように説明してくるか、注目しておきましょう。