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【紹介・感想】暴食の街2

◆制作
ちきぼん 様

◆プレイ時間
180分~

◆ジャンル
ホラーアドベンチャー

◆特徴
ステルスアクション、謎解き、廃墟、ダーク、バディ、美少女、食人鬼、トラウマ、友情、家族

◆筆者プレイ日、プレイ状況
2022/5/17、クリア

◆一言紹介
忘れたかったはずの、あの極上の味をもう一度…?

◆サクッと紹介(ネタバレなし)
 噂の廃墟へ肝試しで訪れた2人の少年。ビビリの癖に妙に乗り気のアルフと、悪態を吐きながらも彼に付き合うノイド。そこへ突如として襲い掛かる食人鬼の少女。巧妙に張り巡らされた罠を搔い潜り、彼女の狩場から脱出せよ!
 続編ですが、本作から遊んでも問題なく楽しめます。アクションはスキップ可能で謎解きヒントありなので、シナリオを楽しみたい人にも安心です。

◆サクッと感想(ネタバレなし)
 真夜中の廃墟の臨場感がすごい。懐中電灯の頼りない明り、妙に大きく聞こえる足音。霊的な要素はありませんが、じわじわと怖い。そして自分よりビビってる相棒を見てちょっと冷静になる。バディものとしても楽しい!
 味がテーマということですが、音にも拘りがあるように感じました。ゴリゴリと異物感のある咀嚼音が時折流れるのが印象的です。い、一体何を食べているんだあぁぁー!
 そして豊富な表情差分やスチルがすごい。アニメを見ているような「動き」がある。ゲーム中にアニメが挿入されるコンシューマゲームとかあるじゃないですか。あんな感じでぐっと盛り上がります! おまけ部屋も必見!

◆作品ページ

↓以降はネタバレあり

◆感想(ネタバレあり)
 まさかめっさウマ~棒が伏線だったとは!? 忘れたいのに忘れられないノイドの心中を思うと切ない。アルフと出会えて本当に良かったね。何というか、彼が求めていたのは「味」じゃあなかったのかもしれない。ヤマアラシのジレンマなんて言葉が、ノイドにピッタリな気がする。その針をものともせずに踏み込んでくるスパアマ付きアルフは最高の相棒だよね。
 ロザーナは前作の主人公なのかな? 今作での立ち回りは純粋悪というか、完全に人間とは別種の捕食者って感じ。他人を食料か道具としてしか見ていない。登場シーンの不気味さはかなり好き。
 序盤はアルフが怪しいと思っていてホントにすまんかった。だって、怖がりのくせに肝試しを企画して、他の仲間は急遽来れなくなって、2人だけで廃墟に閉じ込められて、そこに食人鬼が来て、なんて展開できすぎでしょ! 笑顔は屈託ないんだけど、無表情なときは目にハイライトないから何か企んでいそうなんだよな。印象度マイナススタートから鰻上り。お前がNo.1だ。

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