無為自然に生きる者が自我を取り戻す時

子どもの頃、無為自然を旨として生きていた。

なんとなく自分の存在以前に世界は完璧であり、自分の意思の発揮は完璧な世界の運行の妨げになるような気がしていた。
なるべく世界に干渉、影響しないように、息をひそめるように生きていた。

そんな自分が自我に返る時があった。
怒りに駆られ復讐の炎が燃え上がるとき。
激情がもたらす自由自在があっていい。
その感情は恥ずべきものではないということ。

息の仕方を変える、生き方を変える、そんな気づきがあった。

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