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サロンのメンバーの自己紹介!(1)

今後、このnoteでは定期的にサロンのメンバーの自己紹介を行っていきます!
初回は東北大学法学部新4年生のペンネーム「ほがらか」が行います。

初めまして、ほがらかといいます。ペンネームの由来はいつかお話しましょう。
私は3年間サロンのゼミ活動を行ってきました。今回は私がサロンに参加したきっかけや、どのような問題意識でゼミ活動に参加しているのかなどをお話できればと思います。

中東の情勢や原発事故の自主避難者へのバッシングへの危機感

私が東北大学の入学したのは2017年ですが、2016年の年末はISがヨーロッパを中心にテロを繰り返しており、多数の死者が出ていました。
海外の人がテロによって次々と亡くなっていくのをニュースで見ると、本当に胸が痛みました。

また、当時の復興庁の今村雅弘大臣が記者会見での「自己責任」発言がありました。2017年の3月31日で住宅支援の打ち切りを迎えた2011年3.11による福島第一原発の事故による「自主避難者」に対して、今村大臣は(実家に帰ることができないのは)「本人の責任でしょ。本人の判断だ」と明言しました。「裁判でも何でもやればいいじゃないか」とも言いました。
私は原発から多少近いところに住んでいたこともあり、原発については嫌でも向き合わざるを得ないような人生でした。そんな私の人生の中でも、今村大臣の発言はトップ5に入るくらいにショッキングな出来事でした。原発の事故があったから福島の人は避難したのです。自己責任だといわれる筋合いは全くないと思いました。

学部での勉強と自分でやらなければならない勉強

以上のような状況が私が大学が入った時の社会情勢です(もちろんこの二つ以外にも社会問題はあったでしょう)。
大学に入ったからには、なぜ社会はこんなに残酷なのか知りたい、社会の様々な問題を解決するために、社会についてもっと知りたいという気持ちでした。
法学部の授業が、私の以上のような問題意識に対し、何かしらの回答をくれるだろうと淡い期待を抱いていました。
しかし、学部での勉強は、社会の表面的な仕組み(法律)を知ることはできましたが、なぜ社会問題が起こるのかという問いには十分な回答を与えてくれませんでした。法律がこうなっているからこのような現象が生じるという説明では納得できなかったのです。(とはいえ学部での専門科目の授業は私の糧になっています。)

サロンでの議論で感じたこと

「社会問題や時事問題を学部の垣根を越えて議論する、大学で社会問題を考える場を作る」というコンセプトのサークルがこの「学問と社会をつなぐサロン」です。1年生のころの私は、自分の問題意識をぶつけてみたいなと思い、ゼミに参加してみました。サークルのメンバーは私よりも、深く社会を分析しており、かつ真剣でした。正直驚きました。社会問題を話すことすら忌避されがちな大学の中で、真剣に議論できる場は貴重だと感じ、サークルに入ることを決めました。
授業のある期間は週1~2で活動をずっと行っていますが、3年間続けてきた今でも、ゼミでは新しい発見があります。サークルのメンバー一人一人がそれぞれの問題意識で日々勉強しているので、私が気づかなかった視点などを常に与えてくれます。

みなさんへ

もし、気になる社会問題があり、その問題をどうにか解決したいと思っている人がいれば、ぜひサロンのゼミに参加してみてほしいです。3年間、ゼミ活動を続けてきましたが、一人で考えこむよりも、真剣に勉強して、自分なりの考えを持っているメンバーと議論するほうがずっと知識も認識も深めることができます。

執筆者:ほがらか(法4、男性)

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