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4月の新歓オンラインゼミのお知らせ

新歓オンラインゼミ開催!

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
目前に迫る講義開始に向けて「大学での学び」を一足先に体験してみませんか?
学問と社会をつなぐサロンでは、新歓イベントとしてオンライン自主ゼミを開催します!今回は「格差・貧困」「環境問題」「感染症」「障害者差別」の4つのテーマを扱います。
東北大学の学部生・院生はどなたでも気軽に参加できます!自宅待機中でも、この機会にスタートダッシュをしましょう!
参加希望の方は salon.tohoku@gmail.com にメールを送るかTwitter @SalonTohoku にDMを送信してください。お待ちしています!!

スケジュール

4/16(木)14:00~「日本の格差・貧困」
4/20(月)18:00~「気候危機」
4/22(水)18:00~「感染症と近代社会」
4/27(月)18:00~「旧優生保護法」

ゼミへの参加方法

 ZOOMというツールで行います。連絡をくれた方に部屋のURLを送りますので、そこに入ってください!
 スマホからでもパソコンからでも参加できます!

ゼミの概要①「日本の格差・貧困」 4/16(木)14:00~**

それぞれのゼミでどのような内容を発表するかを大まかに説明していきます~
事前に目を通しておいていただけると、それぞれのチューター(発表者)の問題意識がわかるかと思います!
以下「日本の格差・貧困」のゼミの説明です。

今日本では、「働いている」「いない」に関わらず、貧困や格差が広がっています。
「ワーキングプア」や「ブラック企業」「中年フリーター」など、様々な労働に関する問題が近年広く知られるようになりました。
過労死を生むような過酷な労働、派遣やパートに代表される不安定な雇用、そして低い賃金は、労働者の心身を蝕み、やがて貧困に陥れます。
今や若者の約半数が非正規雇用、さらにその多くが年収200万円以下で生活をしている社会。一方、企業の内部留保は年々増加…
貧困はもはや特定の人々のものではなく、誰しもが関わる普遍的な問題になっています。
そして蔓延る格差の中、最後のセーフティネットであるはずの「生活保護」は、ほとんど機能していません。
過酷な労働に耐え、貧困に陥っても、行政は助けてくれない。むしろ、そこから排除された貧困者の死亡事件が、ほぼ毎年起きています。
何故貧困が生まれるのか。どうして貧困から抜け出せず、格差が固定化されるのか。
今回のゼミでは、労働問題を中心に国内の貧困・格差の状況を把握し、生活保護の実態から、貧困が広がり続ける原因・背景に迫ります。(チューター:法2 悲しみベーコン)

ゼミの概要②「気候危機」 4/20(月)18:00~**

皆さん、「気候危機」という言葉を聞いたことがありますか?
現在、人為的なCO2の排出による気候変動は世界各地で猛威を振るい、その緊急性を表すため「気候危機」という言葉が使われるようになりました。昨年は、千葉で大規模な停電などの被害をもたらした台風15号や、関東を中心に大規模な豪雨災害をもたらした台風20号などが日本を襲い、この日本においても気候変動は現実に危機として現れていることを実感した人は多いと思います。この学習会では、気候変動についての科学的な事実、被害の実態や対策の現状について学ぶだけでなく、気候変動が私たちの生活や経済の在り方とどのように結びついているのかについても深めていくつもりです。
スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんを筆頭に世界中で若者たちが「気候正義」を訴え気候変動対策を求めて声をあげています。気候変動は世代間や地域間での様々な不平等の問題でもあります。
皆さんも一緒に勉強してみませんか?(チューター:法3 青春野郎)

ゼミの概要③「感染症と近代社会」 4/22(水)18:00~

新型コロナウイルスの流行により世界中の人々の生命が脅かされています。
また、感染症対策によって経済が麻痺し、2008年のリーマンショックを超える規模の貧困拡大が懸念されています。
加えて、感染症は経済的に不安定な人々や社会的マイノリティに大きな被害を与え、既存の社会的不平等がさらに拡大してしまうことも大きな問題です。
「感染症と近代社会」のゼミでは、こうした感染症の脅威に「近代社会」が歴史的にどのように対応してきたのかを振り返り、
経済のグローバル化の中で新感染症のリスクが飛躍的に増大している背景などを分析します。
それを通じて、現代の私達の「社会」が感染症に向き合うためのヒントについて考えたいと思います。(チューター:法4 ほがらか)

ゼミの概要④「旧優生保護法」 4/27(月)18:00~**

旧優生保護法とは、1948年に成立し1996 年に「母体保護法」に変わるまで約50 年間、様々な疾病や障害をもつ人々に対して、本人の意思にもとづかない不妊手術を合法化していた法律です。この法律下で「本人の同意を要さない不妊手術」はおおよそ1 万6500 件行われました。しかも、このような障害者の人たちへの人権侵害は一部の差別的な人が推進していたわけではありません。当時の厚生省はこの手術を地方自治体に促す通達を出していました。また宮城県では県知事、市長、教育員組合、PTA連合会など、地域が一丸となって手術を推進していました。なぜこのような非人権的な手術が推し進められてしまったのでしょうか。旧優生保護法は現在は母体保護に改正され、差別的な条項はなくなりました。しかし、現在の日本は差別を乗り越えたと言えるしょうか。強制不妊手術の実態や障害をめぐる日本の歴史を追い、現代の障害者差別について考えます。(チューター:法4 ほがらか)

以上
執筆者:みむと(経3)

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