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「天才編集者」箕輪厚介の衰退とは...

7月23日に行われた第3回のオンラインサロン響の定例会。
今回は、幻冬舎の箕輪厚介さんにお越しいただきました!

(Design by 目黒水海

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Text by 佐藤 みちたけ(@mi_chi_sato

Photo by 矢野拓実 (@takumiYANO


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占い師もコンサルティングも自問自答をさせるだけ

メンバー:占い師をやっていて、自分の占いの価値や、自分が提供できるものがブレることがあるので、箕輪さんが思う占いの価値や役割を知りたいです。

箕輪:その人がどっちの道に進むべきかを教えることじゃないの?

 占いの方向性で悩んでいるんだとしたら、世の中の占い師は二種類いると思うのね。99%は暇つぶしで、デート中に試してみたりする占い。もうひとつは、この人に聞いとかないと不安でしょうがないっていう占い。

高単価にいこうと思ったら、太客を捕まえて来て、1時間50万円とかにするしかなくて、そうなってくると、コンサルティングと変わらないんだよね。俺がやってるコンサルティングもそうなんだけど、具体的なことは何も言ってないのよ。

なぜかというと、具体的な販売戦略を相談者は知ってるから。じゃなくて、もうカウンセリングなんだよね。そもそも人生で何やりたいんですかって聞いて、それやりたいんなら、この事業意味ないですよねとか言うの。

要は、その人の生き方自体を根本的に問い直すことを言うの。人間は自分で自分に問い直すことって案外難しいから、そういう風にできると、50万円だろうが、何だろうが、人生の根本を決める、根っこの方針を決めることだから、払ってもいいんだよね。

だから、占い師もコンサルも結局変わらないんだよね。つまり、その人自身ができない自問自答みたいなのをやってあげるってことなんだよ。「これやりたいんですか?」とか「そもそも何でワクワクするんですか?」とかを言うってことが、すごい高い金を取るコンサルや占いだよね。

そっち側に行くには、それを言う人自身がそれなりの知識や経験とかいろんな人の話を知らないといけないから結局、占い師も楽じゃないんだよね。



メンバー:箕輪さんの考え方はここ1、2年で変わったものなんですか?

箕輪:根っこの楽しければいいみたいな本質は全く変わってないけど、枝葉の部分はめっちゃ変わったと思うよ。でも、それって戦術の方だから、誰もが真似できるんだよね。

俺は『多動力』に書いてることをやっただけなんだよね。それに、自分がやってることって掛け算されていって、どんどん加速して行くんだよ。よく1年ですごいねって言われるけど、10年でゆっくり変わることってあまりないから。だいたい1、2年で人は変わるよ。



人生はRPGのイベント。それをどうクリアしていくのかが楽しい+「天才編集者」箕輪厚介の衰退とは...

メンバー:箕輪さんって、自分の努力で会社での自由を得たと思うんですけど、はじめの方は叩かれたりしてたんですか?

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