シェアサロン/サロンビレッジは何故融資だけでなく投資も受けようとするのか

サロンビレッジ（株）WBP代表山本豊｜美容師｜シェアサロン｜ネイリスト｜アイリスト｜

2022年10月12日 10:36

こんにちは
シェアサロン/サロンビレッジを運営している
山野未来です

前回のnoteにて

何故僕がエクイティファイナンス
（株を発行し第三者から投資を受ける資金調達方法）
に挑戦するのか
次回書こうと思ったので今回記します

僕は26歳からお店を創業しているのですが
思い返せばそもそも最初は無借金で

実家暮らしで貯めたお金を元に
DIYでお店を千葉に出店しました

初月から黒字で自分自身もプレイヤーとしてガンガン働いて
まあまあ儲かりました
なんせ、ヘアメイク下積み時代、月給が5万円だった時期もあったもんだから
独立する前はそこから休みなく
下北沢の先輩のお店で面貸しをさせてもらって60%の報酬をもらい
空き時間に銀座の業務委託サロン
夜はキャバクラのヘアセットのバイトと
3つの仕事場を掛け持ち働いていたので

自身のお店で、自分の働いた売上分がほぼ給料になる
それだけで充分だったし
それ以外の多くを報酬としてスタッフに還元してきました

若かったから、とにかく働いてどこよりも報酬が高ければ
スタッフが幸せになれると信じていました

僕が今も心から思っている事
それは自分の事業に関わってくれた人は
自分に出会えてよかったと思える人間になりたい

そう常々思っています

若い当時は、給料が5万という苦汁を飲む経験から
仕事においては人間が求める
物心の
物さえ満たされれば満たされると信じて疑わなかったのです

そして千葉に出店した2年後
銀座に出店し、初めて金融公庫からの借金も経験しました
29歳という年齢もあり30歳の前に挑戦したいという気持ちもありました

今思えば本当に当たり前なのですが
千葉のように初月から黒字とはいかず
自分が2年間で唯一自信を持ってしてきた
物（お金）でスタッフの心を満たす（当時の私の思い込み）
すらできずに本当に毎日焦ってしまい、
色々なことが狂ってしまいました

僕自身は一度愛着のある千葉の店舗を捨て
銀座に店舗一本に集中することにしました
経営ってしっかりやらないとダメなんだなと
身を以て体験しました

その失敗と同時に気付いた事
それは人間は自分も含め
仕事において
物と心両面で満たされなければ
ならないという事
それを提供できないと自分がなりたい
事業で関わった人が自分と出会えてよかったと思われる人間になれない事に気づくことができました

銀座の店舗が軌道に乗り始めた頃に
感じ始めた違和感がありました
それはこのお店は本当にスタッフのためになっているのだろうか？
という事
はじめて借金を抱えてお店を出して
その借金を返す事を僕自身が考えてしまい
そこには私心があるのではないか？
と疑問に感じながら、
漠然と世の中の所謂会社と呼ばれるものと
自分が経営する会社の違いについて考え始めたのです

その時にああ、所謂大きな会社って株主がいて
創業者だけの為の個人経営でないから健全なんだなーと
漠然と感じ始め、自分のお店もそんな風になったらもっと健全に
心からスタッフのために経営できるのではないかと考えていたのです

美容室の経営者が、美容室の売上からインカムゲインを得る事に
少し疑問があるというか、、、これはうまく言えないのですが、、、
美容室経営者がインカムゲインを見てしまうと
本当に美容師のための経営がしにくい構造な気がして、
（これは僕だけかもしれないけれど）

でも当然ながらどうしたらいいかわからない
そんな時にスタートアップの世界に出会いました
34歳ごろでした。

スタートアップの魅力はイノベーティブな事業を起こす事
急成長させる事
なんかやりたがりで、ちょっとせっかちな僕には
とても魅力的にうつりました、
さらにスタートアップは事業を急成長させる目的で事業計画を描けるし
（基本美容室の経営は融資を受けるので着実な経営が求められます）
そのためにエクイティファイナンスを用いてスケールさせる
株主としてちゃんとした人たちが入ってくれて
より健全な経営ができる
株主が入ってくれる事で、ゴールが設定でき
インカムゲインではなくキャピタルゲインを見ることが経営者もできる

とにかく今までずっと感じてきた自身の経営に対するモヤモヤと
自身のベンチャー気質から
一気にその世界に興味を持つようになり、
時間を見つけては、ビジネスコンテストやアクセラプログラムに出席し
様々な事を学びました

そしてシェアサロンというビジネスモデルを見つけ
美容師の働き方を美容師として美容師みんなで時代に合わせて
イノベーションできたら面白いと考え

シェアサロン/サロンビレッジを創業しました。

サロンビレッジは店舗ビジネスなので、
スタートアップという側面よりかは
着実なスモールビジネスの側面も強いのですが、

美容室経営の経験は僕にはあるので
スモールビジネスとスタートアップを掛け合わせたら
とても面白い、僕らしい経営になるのではないかな
と思っています

そしてサロンビレッジをスケールさせることで
たくさんの人に事業を通して出会い
人生の中でサロンビレッジに出会えて良かった
そう思ってもらえるような事業にしていきたいです、

美容師として美容師みんなでそんな世界が作れたら
いいなと思っています

ぜひ興味持っていただけたらお話に来てくださいね！！

写真は僕の歴史を一番長く知るアベさんを嫌がらせの様に貼っておきます

では