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シェアサロンで働く美容師がこれから学ぶことは組織的な成長

原宿・表参道・池袋にシェアサロンを展開するSALOWIN代表の阿部です。また、美容室の稼働率を最大化させる「SALOWIN LINKS」というサービスも開始しました。

noteネタが尽きて参りましてTwitterにてネタ募集をしたところ、「シェアサロンを運営して美容師さんの意外だった習慣とか行動とか習性とかもっとこうした方が良いとかこうゆう人が伸びるなとかっていうのを客観的な意見があれば聞きたいです」とのコメントを頂きました!

ありがとうございます!

青木さんは弊社を利用してくれる美容師さんの中でTOPの売上を誇る人なのですが、本当に謙虚で努力家で私自身とても尊敬しております。そんな、偉大な美容師さんからコメントを頂けて大変嬉しい限りです!

さて、本題ですが、「習慣」「行動」「習性」って正直、人によって全然違う訳ですが、「伸びる人」または「売上が高い人」ってのは共通して、素直、謙虚、努力家だなと思っています。

逆に、「伸びない人」や「売上が低い人」は、自己中心的、無駄なプライド、怠け癖がある人かなと思います。

上記は、美容師関係なく、全職業で同じことが言えます。

ちなみに、青木さんのように、シェアサロン勤務者で一定の成果を出している人は「美容師個人」として非常に優秀ではないかと思うのです。

こうなると、自分自身をさらに成長させるためには、新たな「機会」が必要になると思っています。

その際、美容師としてこれから先も活躍したいと考えているならば、「組織」について学ぶ機会を作ることが重要だと思っています。

なぜなら、シェアサロンで活躍していると、今の成功体験を継続することで、規模が拡大すると考えやすいのですが、現在の成功は、あくまで個人の話です。そのため、さらなる規模拡大のためには、組織的に成長を促す仕組みが必要になります。

要は、これまでとは違う経験が必要になるって訳ですね。

特に美容業にとって、何よりも一番大切なのは「人」であり、「人」が属する「組織」をどう作り上げるのかは経営者として非常に重要なポイントになります。

そこで今回は、シェアサロンにいながらも、組織について学ぶ機会を作る方法について書いてみたいと思います。

独立開業前に組織について学ぶ「機会」をどれだけ作れるのかが重要

組織を持つ。という話をすると、「独立開業だ!」という話になりやすいのですが、ここはグッと堪えていただき、まずは、自分の状況について、整理するのが大切かなと思います。

その際、組織を拡大させるために外せないのが、集客・育成・退職の3つの仕組みだと私は思います。

1.サロンにお客様を集める仕組み
2.育成する仕組み
3.収益を上げるスタイリストが退職しない仕組み

上記ついて、勝ちパターンを持った上で開業するかしないかでは雲泥の差が出ると思います。

事実、開業GOALが多い美容室は戦略不十分で大半が倒産します。

昔はトライ&エラーする場所がなかったので、無知でもなんでも自分の店を持って走りながら学ぶしかなかったのですが、今は、シェアサロンを使って独立開業時のシミュレーションが可能です。

そのため、シェアサロンにいながらも学ぶ機会を作り出し、トライ&エラーすることが重要です。

1.サロンにお客様を集める仕組み

Instagramのアカウントに数万、数十万フォロワーを抱えており、毎月数百人のお客様からご予約を頂くあなたは美容師個人として素晴らしい人材だと思います。

ただ、その人気はあなた自身のものであり、サロン全体でもないし、アシスタントでもないし、あなたが雇用したスタイリストでもありません。

なので、あなたには施術してもらいたいけど、他の誰かは嫌なのです。ここを理解しないまま独立すると、あなたは朝から晩まで忙しいけど、採用したスタイリストは暇。という問題が発生します。

そのため、シェアサロンに勤務しながらも、組織ブランドの強化を行い、スタイリストないしアシスタントにもお客様を送客できる仕組みを作っていくことが重要だと思います。(もちろん、一定の技術レベルがある前提ですが)

Instagramで例えるならば、自分のアカウントとは別にサロンアカウントを作り、そっちでスタイリストやアシスタントに送客できるか?という話になります。

このブランド育成期間前に独立するとリスクが高いのは明白ですので、サロンブランドが成長するまではシェアサロンを使い倒した方が得策でしょう。

逆に言えば、それが出来ない状態で独立すると、結局は「ホットペッパービューティー」に依存した集客しか出来ず、利益の上がらないサロンを持つ。ということになります。

2.育成する仕組み

独立開業すれば、初期費用が数千万円発生するだけでなく、賃料等の運転資金も毎月発生します。

そのため、アシスタントを1日でも早く育てる仕組みが絶対的に必要になる訳です。この点において、再現性の高い育成システムを持っていないと、デビューまでに3年〜5年という果てしない投資を実行することになります。

その際、自分のアシスタントとして売上に貢献してくれれば問題ない。と考える人もおりますが、毎月20万〜30万円の給料×人数分ってそんなに軽いものではありません。そこに運転資金も乗っかる訳ですからね。

なので、育成マニュアルを今からでも準備した方が良い訳です。ただ、技術をマニュアルに落とし込むって、苦手意識がある美容師さんも多いのではないかと思います。

苦手から逃げるように、マニュアルなんて使わなくても問題ない!と割り切ってしまう人もいると思いますが、それで本当にアシスタントは理解出来てますか?

この辺りがしっかり説明できないまま独立すると、いつになったらアシスタントは成長するのかと苛立ち始めるかもしれません。

また、あなたは冷静だったとしても、なかなか成長しない状況にアシスタント自身が自分を責めてしまうかもしれません。

こうなると、最悪のケースは退職です。せっかく、お金も時間も使って育てているアシスタントが辞めたら全てが水の泡です。

このようなことが無いように、自分の成長機会だと思ってトライするべきですし、難しいのであれば、出来る人に協力してもらう必要があると思います。

3.収益を上げるスタイリストが退職しない仕組み

手塩にかけて育てたアシスタントがスタイリストになり、売上を上げてくれれるようになった。または、育成の仕組みを作るのが大変なので、売上を持っているスタイリストを採用した。など、組織編成の手段としては上記が一般的だと思いますが、これらの人材が退職しない仕組みはどうやって作りますか?

よくある話ですが、一定ランク以上のスタイリストを集めて独立したは良いものの、次々に退職してしまい一気に経営が傾くというのは、美容室経営のあるあるですよね。

実際問題、一定以上の美容師であれば自分で出来てしまう訳ですし、あなた自身もそうだったから独立したんですよね?という話になります。

なので、ここで重要なのは、個人では出来ないことでも組織であれば出来る。という環境を作れるか?だと思います。

もちろん、創業当初は無理ですけど、業界動向や異業種などを分析して、自社のサロンが将来どのような企業体になっていくのかスタッフに提示できるだけでも状況は変わると思います。

注意点は、なんのロジックもない夢物語を語り過ぎると、スタッフに愛想を尽かされやすい。ということです。

そのため、経営者として、どんな夢を従業員に見せられるか?その勉強をする時間を今のうちからしっかりと確保することが重要だと思います。

結論、組織を作るための準備期間が良い機会になる

ここまでお伝えしたことを実行するだけでも、これまで自分が見えていなかった機会に出会うことができると思います。

ちなみに、考えるよりもまず行動。という言葉もあります。

そのため、”こんなことやってたらいつまでも開業できねーよ”ってクレームも来そうですが、チャレンジすることと「無謀」は違いますからね。

美容室は既に全国に25万店舗も存在しており、そこに無策のまま数千万円を突っ込むのは無謀であり、経営者としては失格です。

経営者であれば、費用を投下する以上、どれだけのリターンを産むのか?発生するリスクは何でどう対策するのか?は事前に算段する必要があります。

なので、無謀な挑戦するのではなく、組織について学ぶ「機会」を作り、自分自身の見えていない課題と向き合うのが得策ではないかと思っています。

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