美容室と意外に相性が良いかも？フレグランス商品の可能性

原宿・表参道・池袋にシェアサロンを展開するSALOWIN代表の阿部です。2020年4月より、美容室の稼働率を最大化させる「SALOWIN LINKS」というサービスも開始しました。また、美容師や美容室経営者で運営するコミュニティ「supporters」も開設しましたので興味のある方はDM頂けますと幸いです。

最近、美容室の店販やECについてnoteを書いていますが、意外にフレグランスって美容室で販売したら伸びるんじゃない？？と思ってしまいました。

いや、全然売れなかったらごめんなさい。。

フレグランスと言っても、プシュッとするタイプではなく、スティックタイプですね。塗るタイプのやつ。ちなみに、「ヘアフレングランス」はイメージしていません。

塗るフレグランス | PERFUME STICK（パフュームスティック）

こんな商品ですね。

ちょっと気になっているので記事を書いてみたいと思います。

どうして美容室とフレグランスの相性が良いの？

美容師ってお客様との距離感すごーく近いと思うんですよね。髪を触る時とかお客様の鼻の近くに自分の手や体が急接近すると思います。

そんな時にフワッと良い香りがしたら、どんなフレグランスを使っているのか気になるような気がしてます。

もちろん、香りって好き嫌いが激しいく、付け過ぎるとオェってなるので、そこは要注意ですが、スティックタイプなら加減も調整しやすいですし、最悪洗えばすぐに落ちますからね。

あと、お客様に販売する際の最大のメリットが、「持ち帰りしやすい」という点です。化粧ポーチとかにサクッと入れられる大きさであれば、全然重たくないし、使う時も香水のボトルなんかよりは全然使いやすいですよね。

五感の１つ嗅覚が攻められていない

人間の五感は「視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚」と言われています。それぞれ、美容室が提供出来ているものを考えてみましょう。

・視覚：仕上がり、美容師の雰囲気、サロンの内装
・聴覚：BGM、活気
・嗅覚：サロンのカラー剤やパーマ液の匂い
・味覚：基本ない
・触覚：髪触り

提供不可である「味覚」意外において、「視覚、聴覚、触覚」は美容室側がコントロールして提供ができるものですね。

一方、「嗅覚」はカラー剤やパーマ液などが混ざった美容室独特の香りで、意図的に作っている。というよりは、自然とそうなっている。という側面が強いと思います。

そうです、「嗅覚」が攻められていないのです。

ここに「良い香り」という武器を提供するだけで、店舗の売上が伸びる気がしないでしょうか？？

最近、アパレルショップとかでも、アロマディフューザーを導入して店舗全体を良い香りにしていますよね。というか、「あのブランドは＊＊＊の香り」的な感じで、匂いで記憶させていると言えます。

美容室の場合、アロマディフューザーを導入すると、ベースの匂いと混ざってしまいやばいことになりそうなので、店舗全体での導入は少々は怖い。。

と、考えたら、フレグランスなどの製品で「嗅覚」を刺激するのは良いかもしれないと思った訳です。

関連性の低い商品は本当に売れるのか？

理論は理解できたと思いますが、美容師は髪のプロであり、香りのプロではありません。なので、フレグランス自体は関連性の低い商品。という扱いになるでしょう。

なので、本当に売れるの。。？と疑問に感じるはず。

実際、本当に売れるかどうかは売ってみないと分からないので、当然ですが、断言はできませんね。

ただ、今回、フレグランスを個人的に推したのは、単純な売上増加というよりは、顧客化の実験になったら面白い。という理由からです。

まず、製品イメージですが、リップクリームくらい超コンパクトで価格は500円くらいのお手頃価格を想定してます。これによって、消費サイクルを早めつつ、1人のお客様が複数の香りをまとめて購入することを前提にしています。

今までのフレグランスの問題点は、「残る」「飽きる」など製品を使いきれない。という部分があったと思いますが、コンパクトサイズにすることで、飽きずに最後まで使える仕様が良いかなと思っています。

また、リップクリームくらいの大きさであれば、気軽に製品を手にとって使用してくれます。使えば、自分の好きな香りを身に纏う訳ですが、当然、容器には、自社の製品名が載せられます。

要は、広告媒体として使えないか？と思っているのです。香りは記憶に残りやすい。なんて言われますが、お客様の香りをハックできたら、顧客化にどのような変化が起きるのか？

ここに興味があり記事にした訳です。

売れるか分からないけど実験したい

上記の通り、売れるか分からないし、盛大に爆死するかもしれませんが、せっかく美容室を経営しているなら、実験をしてみても面白いなーと思ってしまいます。

もちろん、予算を決めて、最初が50万くらい。とかなるべく負担の少ない範囲からスタートです。

もちろん、こちらはアイディアベースの話なので、実際にトライするかは別問題。上手くいったサロンとかあればすごくテンションが上がりますし、話を聞きたいのですが、爆死する可能性があるのでやらないのが無難です笑。

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