オーラは目に見えるの巻
映像業界のお仕事は目を酷使しますよね。目の不調でよく眼科へ行くのですが、そんななか出会った眼科医のおはなし。とはいっても目のことは特に関係なく、オーラのはなしです。
その眼科の先生は還暦は優に超えているであろう品の良いおじいさま。診察室に入り、先生と向き合ってから、なんとなく漠然と「あ、この人はカタギではないな」と感じていました。
カタギでない、というのはつまりいわゆるそういうことではなくて、こちらの業界寄りの方のような気がしたのです。今は眼科医をやっているが、学生時代や若い時分、俳優なんかをやっていたのではないかすら…そんなことを思いながら機械に顔面を挟め、上を見たり下を見たり強い光を当てられたり気球を凝視したりしたのでした。
その後ロビーで会計を待っている間、意外な答えが判明しました。
ロビーに手作りの冊子が置いてあったのです。
著者は先生。
先生は随筆家だったのです。
俳優ではなかったし、執筆も趣味の範疇なのかもしれませんが、やはりわたくしが嗅ぎ取ったオーラは間違いではなかったのでした。
どうしてわかったのかと聞かれても言葉では答えられないし、だからなんだという話なのですが。あるいは誰にでも分かることなのかもしれないC…。
蛇足ですが、誰にでも分かるオーラといえば、夜の六本木の裏道を歩いていて、とある大柄な集団とすれちがったのですが、一番後ろを歩いていた人が発光していて、
よく見たらイチローでした。
おわり
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