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中小企業診断士試験に合格しました

はじめまして。
令和5年度(2023年度)の中小企業診断士試験に独学で合格しました、雪と申します。
このnoteでは、中小企業診断士試験に合格するまでの記録を残していこうと思います。
私自身がそうであったように、当試験が気になっている方、これから挑戦する方、挑戦している方にとって少しでもお役に立てたら幸いです。

なお、私は特別な勉強はしていませんし、後述するように合格には運も助けてくれたと思っています。
勉強はこうするべき!という押し売りや、誰かを指導するという意図はなく、こういう人もいるんだ・こういうやり方もあるんだ、くらいの参考になればと思います。

R4 一次試験結果(一年目)

合格までの大まかなスケジュールや勉強方法は別途投稿しようと思いますが、私は一次試験を2回、二次試験を1回経験しています。

一年目となるR4 一次試験の結果は下記の通りです。

経済学・経営政策  44点
財務・会計     40点
企業経営理論    52点
運営管理      47点
経営法務      56点
経営情報システム  60点★
中小企業経営・政策 58点
合計 357点
 ※ボーダー420点、63点足りず

学習当初はストレート合格を狙っていましたが、だんだん「あれ…これは時間が足りないぞ…」と気付き始め、最後の方には科目合格を狙うようになっていました。
わりと得意だった経営法務・企業経営理論は受かりたいと思っていたのですが、ふたを開けてみたら何故か経営情報システムだけ受かっていました。
ちなみに、経営情報システムは過去問を解いていても6割届いたことがなかったので、マーク運が良かったのかなと思っています。

この時は育休中~仕事復帰の時期で、昇格試験に被っていたのもあり、勉強時間は正確には計ってはいませんが、
 1日平均2時間×4.5ヶ月=270時間
といった感じだったと思います。

R5 一次試験結果(二年目)

8月~10月の長いリハビリ期間を経て、再度勉強を始めた二年目の点数はこちらです。
 ※()は一年目点数との比較

経済学・経営政策  64点(+20)
財務・会計     52点(+12)
企業経営理論    58点(+6)
運営管理      63点(+16)
経営法務      68点(+12)
経営情報システム  免除
中小企業経営・政策 68点(+10)
合計 433点(+76)
 ※ボーダー420点、+13点

一番伸び率が高い経済学。一年目の時は、苦手だったグラフの問題を直前まで一生懸命勉強していたのですが、試験であまり出ませんでした。
二年目はそこががっつり問われたので、逆に点数を伸ばせたのかなと思います(もともとが点数低いのもありますが…)。
また、一年目に科目合格出来た経営情報システムがなかったのは、本当に大きかったです。
難化していましたし、何より一科目でも負担が少なく勉強できるのは心の余裕に繋がりました。

二年目となると勉強も少し効率的にできるようになりました。
とはいえ仕事・育児・家事との両立は難しく、深夜~早朝に勉強することもありました。
時期によってバラつきはありますが、
 1日平均2.5時間×9ヶ月=675時間
くらいの勉強時間で、一年目と合わせると約950時間になります。

R5 二次試験結果

一次試験の合格がわかるまでほとんど勉強をしてこなかった二次試験。
慌てて対策をし、合格することができました。

事例Ⅰ 71点
事例Ⅱ 66点
事例Ⅲ 64点
事例Ⅳ 63点
合計 264点
 ※ボーダー240点、+24点

二次試験に関しては採点基準や模範解答がないので、何故この点数だったのか、というのはこれから自己分析しようと思っています。
正直、かなり感覚とは離れていて、事例Ⅳに関しては自信をもって答えられたところがなかったので、足切りも覚悟していました。

二次試験は勉強期間が約80日しかなく、怠ける暇さえなかったので、一次試験よりも必死になって取り組みました。
また、一次試験の時と比べて少し落ち着いて勉強ができる環境になっていたので、
 1日平均3時間×80日=240時間
くらいの勉強時間だったように思います。

何があるかわからない

こうまとめてしまっては元も子もないですが、私の場合は勉強も自分なりに頑張りましたが、運も助けてくれたなと思います。
正直、二年目の一次試験が終わってからは全く手ごたえがなくて、せめて科目合格…来年頑張ろう…と思いながら帰路につきました。

自己採点をしたら何故か合計がボーダーを超えていて、何回も採点しなおして、何回も計算しなおして、やっと合格していることを認められました。
一番手が震えた瞬間でした。
某予備校の模試ですらE判定だったので、信じられなかったです。

とはいえ二次試験も受かっているとは微塵も感じていませんでした。
頑張って本番も回答を出したものの、予備校各社の模範解答を見ても、X等で他の方の再現答案を見ても、自分の回答の稚拙さしか目に着かず「こりゃ駄目だったな」と思っていました。

某予備校の採点サービスでも合格に届いていなかったので、合格発表前から来年にむけて勉強をスタートしていました。
合格発表の1月11日、まぁ一応見ておくか、という気持ちで中小企業診断士協会のHPを見ていたら、何故か番号が載っていました。
心の底から載っていると思っていなかったので、「え?なんで???」という気持ちが大きすぎて、残念ながら嬉しさはすっ飛んでいました。
大混乱の中、口述試験対策をして、240点ギリギリ合格だと思って得点開示をみたら結構余裕がありつつの合格だったので、また「なんで???」となりながら、私の中小企業診断士試験は終わりました。

最後まで何が起こるか、本当にわかりません。
この人は絶対受かるだろうと思っていた人が落ちていたり、あと1点で受かっている人、240点で受かった人、様々です。

勉強してきたことが実を結んだと思えば嬉しい話ですが、運も確実に助けてくれたと思っています。
なので、合格された先輩方もよく仰っていましたが、最後まで諦めずにやり抜くことは本当に大事だなと思います。


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