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2次筆記試験答案を分析(全体振り返り)

これまでもnoteに書いてきたように、正直二次試験に受かるとは思っておらず、合格発表まで信じていませんでした。
それでも何故、合格が出来たのかを自分なりに振り返ってみようと思います。
なお、二次試験の点数は下記の通りでした。

事例Ⅰ 71点(A)
事例Ⅱ 66点(A)
事例Ⅲ 64点(A)
事例Ⅳ 63点(A) 合計264点

また、LECの再現答案ABCD判定サービス(無料)のみ提出をしていたのですが、判定は下記の通りでした。

事例Ⅰ B(相対評価でAになるかも?という講評付き)
事例Ⅱ C
事例Ⅲ A
事例Ⅳ C

本試験点数でみるとⅠ→Ⅱ→Ⅲ→Ⅳで点数が低くなっていましたが、LECの判定はⅢ→Ⅰ→Ⅱ→Ⅳでした。
これを見てもわかるように、参考にはしつつも判定によって諦めなくて良いと思います。

分析①問われたことに過不足なく答えるのが得意だった?

初めて二次試験の事例を解いたときは、「これは自分のアイデアを出す試験なんだな!」と自由に解答を書いて、ふぞろい採点で「あれ?」ということがありました。
二次試験は結構特殊な試験だと思っていて、与件文に書いてある文章からそのまま引っ張って書けば良かったり、そこから派生して課題や解決策を書いたりしますが、そのバランス感覚をなんとなく掴めていたのが良かったのかなと思います。
課題や解決策も、ぶっ飛びすぎるものは書いても点数になりません。セオリー通り、点数に繋がるような課題・解決策を書く必要があります。
「自分はこう思うけど、きっとこう書かせたいんだろうな」というのを感覚的に覚えていったので、本試験でも過不足なく書けたのではないかなと思います。

分析②まとめるのが比較的得意だった?

私は学生の頃から文章を書くのが得意で、今もライティングの副業をしています。特に小論文のように字数が決まっている中で自分の意見をまとめあげるのが得意で、受験等でも大いに役立ちました。
その点二次試験は、私にとっては相性の良い試験だったように思います。
字数の感覚がなんとなく身についているので、文字数が足りなくてどう増やそう、とったことや、文字数が多すぎて削れない、といったことは勉強している中でもほとんどありませんでした。
分析③でも書いているように、読みやすくまとめられていた、というのが良かったのかもしれません。

分析③読みやすい表現、字だった?

これだけの文章量を、これだけの受験生分、生身の人間が確認していると思うと想像するだけで大変そうですよね。
私は、試験時間が残り5分等余ったときに、汚い字・読みにくい字はないかを確認して書き直しをしていました。
この残り時間で解答を精査してしまうと、「あれっ、もしかしてこう書いた方が良かったかも?」と気付き、修正する間もないまま試験が終わると、後悔すると思ったからです。あとの試験に響かせたくなかったので、もう解答は変えない、これでいく!と決めて清書作業に移りました。

特に字が綺麗だからといって、加点されるとは思いません。
ですが、同じ答案があったときに、字が綺麗な方が読みやすいし、印象も良いかなと思いました。中小企業診断士として、相手に伝えようとする気持ちは大事ではないかと今でも思います。
また、表現やまとめ方も相手に伝わりやすいかを意識しました。
せっかく点数に繋がることを書いていても、それが読めなかったり、伝わらなかったら意味がないですよね。
もし時間が余った、という方は清書作業をされてみても良いかもしれません。

何の勉強が一番生きたか

正直なところ、これ!というのはないのですが、やはり事例をある一定数は解いて、解答の型やセオリーを掴むのが一番かなと思います。
本当に私は運が良かったと思っていて、文章を書くことに慣れていたので、二次試験は短期間で合格できたのだと思います。
(とはいえ、試験直後から落ちたとしか思っていませんでしたが)

もし、今すぐではないけどいつかは中小企業診断士試験を受けたいと思っている方がいらっしゃったら、
 ①本を読む
 ②文章を日常的に書く
というのをお勧めします。
色んな受験生さんを見ますと、新聞のコラムを字数内に要約する練習等されている方もいらっしゃいますよね。学生の頃、小論文対策でそういうことをした記憶もあります。
自分が書いた文章を、相手に正しく伝えられるかどうかというのは、診断士として活動する中でも必要な能力ではないかなと思います。

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