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試験勉強を始める前の前提知識

中小企業診断士試験の一次試験は7科目あります。
この7科目のうち、いくつかの科目は少し知識はあったものの、全く初めての科目もありました。

経済学・経済政策

なぜ直線なのに曲線と呼ぶのか…というレベルで、基礎知識が全くなく、最後まで苦しめられた科目でした。
一方で毎年難易度が安定している(ように思う)ので、苦手ではあったものの点数がキープできるよう心がけていた科目でした。

財務・会計

大学生の頃に簿記3級、2級を取得していましたが、10年以上前のことだったのであまり覚えてはいませんでした。
ただ、勘定科目や仕訳などの基礎的なことは勉強しているとだんだん思い出してきたので、簿記をやっていたおかげでその辺りの習得は早かったかなと思います。
簿記を取得しようと思ったのは、大学生のうちに何か資格をとりたいと思っていた時に、母に相談したら「簿記はどの会社でも使うからいいんじゃない?」と勧められたことがきっかけでした。
また、別途まとめますが私は一次試験を一度落ちています。落ちてからすぐは、翌年の試験に向けて勉強をするエンジンがかからなかったので、リハビリがてらビジネス会計検定2級を取得しました。
財務分析などの復習と新たな知識習得に繋がり、これも勉強して良かったなと思います。

運営管理

経済学に次いで関連知識がない科目でした。
また、一年目は運営管理はほぼ捨て科目だったため、全体を通して一番勉強量が少なかったように思います。

企業経営理論

これまでの仕事の経験から、マーケティング関係は少し聞いたことがあるかも?程度で、基本的には初学でした。

経営法務

大学が法学部だったので、法律系の独特な言葉遣いに抵抗がなかったのは大きかったかもしれません。
ただ、専攻が違ったため会社法の知識はそこまで多くありませんでした。
中小企業診断士試験を受ける前、妊娠期間中にビジネス実務法務検定の2級を取得しており、そこで会社法の知識は少し身についていたように思います。
あとは仕事をしている中でも「株主総会」「取締役会」などは触れることがありますので、一番取り組みやすかった科目でした。
(思ったよりは点数に繋がりませんでしたが…)

経営情報システム

一時期、仕事でホームページの運営に携わったことがあったため、少しはキーワードがわかるくらいの知識はありました。

中小企業経営・政策

当然ながら基礎知識はありませんでした。
所属している会社にグループの子会社がいくつかあるので、その点では規模感のイメージなどはしやすかったかと思います。


以上が私の前提知識でした。
7科目中、財務・会計の経営法務の2科目だけは別の資格で知識を補完していた状態になります。

とはいえ、財務・会計、経営法務の点数がずっと良かったかというとそうでもありません。
むしろ財務・会計は最後まで苦手意識しかなく、足を引っ張った科目だったと思います。

今すぐに中小企業診断士試験は難しいけどいつかは挑戦してみたい、スモールステップで始めたいという方には「簿記2級」「ビジネス会計検定2級」「ビジネス実務法務検定2級」をおすすめします。
「ビジネス〜」は結構マイナーな資格ですが、個人的には会社員として必要な経理、法務の仕事の基礎が押さえられるちょうど良い資格かなと思っています。


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