Salesforce認定Platformアプリケーションビルダー100題 問題集全問解答+全問解説付き
Salesforce認定Platformアプリケーションビルダーの過去問100題を全問解答+全問解説付き【2023年最新】
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1.
Salesforce の標準オブジェクト構造には様々なオブジェクトが存在します。ある営業担当者が営業リードから得た情報を追跡し、そのリードが有望であると判断した場合に、商談に変換するプロセスを自動化したいと考えています。このプロセスを実現するために、営業担当者がリードを商談に変換した際に自動的に生成される関連レコードはどれですか?
A. 取引先、取引先責任者、商談
B. 取引先、ケース
C. 商談、製品
D. 取引先責任者、ケース
正解: A.
解説:
A. 取引先、取引先責任者、商談 - 正解。Salesforce でリードを商談として変換する際、関連する取引先責任者と取引先責任者が自動的に作成(または既存の取引先や取引先責任者にリンク)され、新たな商談レコードが生成されます。この機能は一般的な営業プロセスを自動化する核となる機能です。
B. 取引先、ケース - 不正解。ケース(サポート対応や問い合わせなどに使用)は、リードの商談変換プロセスには直接関係しません。このプロセスでは取引先と取引先責任者、商談が主に関連します。
C. 商談、製品 - 不正解。これもリードを商談に変換する際の自動化には直接関連しないオプションです。製品は商談レコードに関連付けることは可能ですが、リードの変換プロセスでは自動で生成されるレコードには含まれません。
D. 取引先責任者、ケース - 不正解。この選択肢もBと同様に、リードの商談変換プロセスにおいてケースは直接関与しません。プロセスには取引先と取引先責任者、そして新たな商談レコードが中心となります。
この問題は、Salesforceの標準機能と営業プロセスの理解を確かめるためのものです。Salesforceを使用する上で、リード変換プロセスの自動化は業務効率化の観点からも非常に重要です。
2.Universal Containersは、顧客サービスプロセスをSalesforceで自動化することを計画しています。彼らは顧客からの問い合わせを追跡し、それぞれに対して一意のケース番号を割り当て、適切なサービスチームに自動的にルーティングするシステムを実装したいと考えています。また、顧客が自分の問い合わせのステータスをオンラインで確認できるようにしたいと考えています。アプリケーションビルダーが推奨すべき機能はどれですか?
A. カスタムオブジェクトとプロセスビルダーを使用して、顧客問い合わせの追跡と管理を自動化する。
B. ワークフロールールと電子メールテンプレートを使用して、顧客への自動応答を設定する。
C. Salesforce Communityを使用して、顧客が自分のケースのステータスをオンラインで確認できるようにする。
D. Apexトリガーとカスタムコードを使用して、ケースの割り当てとルーティングを管理する。
正解: C
解説: A. カスタムオブジェクトとプロセスビルダーを使用して、顧客問い合わせの追跡と管理を自動化する: この選択肢は有効なアプローチですが、顧客が自分の問い合わせのステータスをオンラインで確認できるようにするという要件には直接対応していません。内部プロセスの自動化には役立ちますが、顧客向けのインターフェース提供には別のソリューションが必要です。
B. ワークフロールールと電子メールテンプレートを使用して、顧客への自動応答を設定する: 顧客への通知を自動化するための良い方法ですが、顧客が自分で問い合わせのステータスを確認できるようにする要件には対応していません。
C. Salesforce Communityを使用して、顧客が自分のケースのステータスをオンラインで確認できるようにする: 正解です。Salesforce Communityを使用することで、顧客に安全なログインポータルを提供し、自分のケースのステータスや詳細をオンラインで直接確認できるようにすることができます。これは、顧客が自分の問い合わせに関する透明性とアクセシビリティを得られるようにするための最適なソリューションです。
D. Apexトリガーとカスタムコードを使用して、ケースの割り当てとルーティングを管理する: ケースの割り当てとルーティングのカスタマイズには有効ですが、開発リソースを要求し、顧客が自分のケースのステータスをオンラインで確認できるようにするという要件には直接対応していません。
したがって、Universal Containersの顧客サービスプロセスをSalesforceで自動化し、顧客が自分の問い合わせのステータスをオンラインで確認できるようにするためにアプリケーションビルダーが推奨すべき機能は「C. Salesforce Communityを使用して、顧客が自分のケースのステータスをオンラインで確認できるようにする」です。
3.
Salesforce Platformアプリケーションビルダーとして、次のうちプロファイルで設定できないものはどれですか?
A. レコードタイプへのアクセス
B. カスタムオブジェクトのCRUD権限
C. Apexクラスへのアクセス
D. ページレイアウトの設計
正解: D.
解説:
A. レコードタイプへのアクセス - 正しい。プロファイルでは特定のレコードタイプへのアクセスを設定できます。これは、異なるビジネスロジックを適用したい場合に有用です。
B. カスタムオブジェクトのCRUD権限 - 正しい。プロファイルを使用して、ユーザーが特定のカスタムオブジェクトに対して何をできるか(作成、読み取り、更新、削除)を定義できます。これはオブジェクトレベルのセキュリティを提供します。
C. Apexクラスへのアクセス - 正しい。プロファイルでは特定のApexクラスに対するアクセス権限を設定できるため、コードベースの複雑な論理や処理について、適切なユーザーだけがアクセスできるように制限できます。
D. ページレイアウトの設計 - 不正解。ページレイアウトの設計はプロファイルではなく、ページレイアウト設定で行います。プロファイルではページレイアウトへのアクセス権限は設定できますが、レイアウト自体の設計は別の機能を使って行います。
4.
Salesforce Platformアプリケーションビルダーとして、カスタムオブジェクトの項目を作成する際に、考慮しなければならないのは次のうちどれですか?
A. 項目レベルのセキュリティ
B. 組織全体のデフォルト
C. ワークフロールール
D. データのバッチサイズ
正解: A.
解説:
A. 項目レベルのセキュリティ - 正解。カスタムオブジェクトの項目を作成する際には、項目レベルのセキュリティを設定して、どのユーザーがその項目にアクセスし、データを表示または編集できるかを制御する必要があります。
B. 組織全体のデフォルト - 不正解。組織全体のデフォルトは、レコードの可視性をコントロールするために設定されます。これはオブジェクトレベルで設定され、個々の項目の作成に直接関連するものではありません。
C. ワークフロールール - 不正解。ワークフロールールは、レコードが特定の基準を満たした場合に自動的に実行されるアクションを定義します。項目を作成する際に直接考慮する要素ではなく、項目の存在後に影響を及ぼす可能性があります。
D. データのバッチサイズ - 不正解。データのバッチサイズは、一括処理やデータのインポート時に処理されるレコード数を指します。この設定は、項目作成時ではなく、データの移行や同期の際に考慮することが重要です。
5.
Salesforce Platformアプリケーションビルダーがカスタムアプリケーションのユーザーインターフェースを設計する際に、ユーザーの操作効率を向上させるために最も重要な要素はどれですか?
A. カスタムボタンやリンクの使用
B. ライトニングコンポーネントの活用
C. 適切な項目タイプの選択
D. ビジュアルフォースページのカスタマイズ
正解: C.
解説:
A. カスタムボタンやリンクの使用 - 不正解。カスタムボタンやリンクはプロセスを簡素化し、ユーザーがより効率的に作業を行えるようにする便利なツールですが、基本的なユーザーインターフェースの設計原則に比べると、直接の操作効率向上に関係する要素ではありません。
B. ライトニングコンポーネントの活用 - 不正解。ライトニングコンポーネントを活用することで柔軟性が増し、ユーザーインターフェースを豊かにできますが、最も重要なのはユーザーが必要とする情報を直接的に捉え、的確に入力できるかどうかです。
C. 適切な項目タイプの選択 - 正解。操作効率を向上させるためには、ユーザーがデータを入力する際の容易さや、エラーの発生を最小限に抑えることが重要です。適切な項目タイプを選択することで、これらの目的を達成できます。例えば、日付を入力させる場合、日付ピッカーを提供する日付項目がユーザビリティを高めます。
D. ビジュアルフォースページのカスタマイズ - 不正解。ビジュアルフォースページのカスタマイズは高度なカスタマイズを可能にしますが、ユーザーインターフェースの基本的な設計というよりは、特定のニーズを満たすための高度な技術です。基本的な操作効率の向上には、まず適切な項目タイプの選択が最も直接的かつ効果的です。
6.
Salesforce Platform上で動作するカスタムアプリケーションを効率的に管理し、更新するために推奨されるベストプラクティスはどれですか?
A. サンドボックスでの開発とテスト
B. 直接本番環境での開発
C. ユーザーフィードバックの無視
D. カスタムコードの過剰使用
正解: A
解説:
A. サンドボックスでの開発とテスト - 正解。サンドボックス環境で開発とテストを行うことは、変更を本番環境に適用する前に、潜在的な問題やバグを特定し、修正するためのベストプラクティスです。これにより、システムの安定性を保ちつつ、新しい機能や修正を安全に実装できます。
B. 直接本番環境での開発 - 不正解。本番環境で直接開発を行うことは、リスクが非常に高いと考えられています。誤った変更が即座にエンドユーザーに影響を与え、システム全体の問題を引き起こす可能性があります。
C. ユーザーフィードバックの無視 - 不正解。ユーザーフィードバックは、アプリケーションの改善とユーザーエクスペリエンスの最適化に不可欠です。フィードバックを無視することは、ユーザーのニーズに合わないソリューションを提供するリスクを高めます。
D. カスタムコードの過剰使用 - 不正解。カスタムコードは柔軟性を提供しますが、管理と保守の複雑さを増加させる可能性があります。可能であれば、標準機能や設定を利用することが推奨されます。過剰なカスタムコードは、将来のアップデートやアップグレードを困難にすることがあります。
7.
Salesforce Platform上でユーザーがアプリケーション内でより効率的に作業できるようにするために、開発者が実装すべき機能はどれですか?
A. 項目履歴の追跡
B. レコードタイプ
C. ワークフロールール
D. アクションボタンとクイックアクション
正解: D
解説:
A. 項目履歴の追跡 - 不正解。項目履歴の追跡はデータの変更を監視し、誰がいつ何を変更したかを追跡するのに役立ちますが、これ自体がユーザーの作業効率を直接向上させるわけではありません。
B. レコードタイプ - 不正解。レコードタイプは異なるビジネスプロセス、ページレイアウト、および選択リスト値を同じオブジェクト内で使用するために役立ちますが、これは主にデータの整理と表示に関連するものであり、ユーザーの効率性を直接向上させる機能ではありません。
C. ワークフロールール - 不正解。ワークフロールールは自動化プロセスを可能にし、特定の条件が満たされたときにアクションを実行します。これは効率性を向上させることができますが、直接的にユーザーの作業効率を向上させるものではなく、バックエンドのプロセス自動化に関連しています。
D. アクションボタンとクイックアクション - 正解。アクションボタンとクイックアクションを使用することで、ユーザーはレコードに対して一般的なタスクを迅速に実行できます。これにより、ユーザーインターフェースがシンプルになり、ユーザーの日常の作業効率が向上します。これは直接的にユーザーの操作性と効率性を高めるための機能です。
8.
Salesforceでのアプリケーション開発において、リレーショナルデータモデルを効果的に設計するために重要な考慮事項はどれですか?
A. 項目レベルのセキュリティの適用
B. Apexトリガーの実装
C. 主従関係と参照関係の適切な使用
D. カスタムレポートタイプの作成
正解: C.
解説:
A. 項目レベルのセキュリティの適用 - 不正解。項目レベルのセキュリティはデータへのアクセス制御に不可欠ですが、リレーショナルデータモデルの設計自体に直接関係するわけではありません。データセキュリティは重要ですが、データモデル設計の基本原理ではないため、この文脈では適切な答えとは言えません。
B. Apexトリガーの実装 - 不正解。Apexトリガーはデータの操作時に特定のビジネスロジックを実行するのに役立ちますが、データモデルの設計においてリレーショナルな関係性を考慮することとは別問題です。トリガーは処理の自動化に重要ですが、データモデルの設計原理ではないです。
C. 主従関係と参照関係の適切な使用 - 正解。リレーショナルデータモデルを設計する上で、オブジェクト間の関係をどのように構築するかが非常に重要です。主従関係は一つの親レコードに複数の子レコードが紐づく関係で、積み上げ集計項目の作成などに利用できます。参照関係項目は、より柔軟な関連付けを可能にし、オブジェクト間のルーズなカップリングを実現します。これらの関係を適切に利用することで、データの組織化、統合、検索が容易になり、アプリケーションの機能とパフォーマンスに大きく寄与します。
D. カスタムレポートタイプの作成 - 不正解。カスタムレポートタイプはデータの分析とレポーティングを強化するために利用されますが、リレーショナルデータモデルの設計に関連するものではありません。レポートタイプは既存のデータモデル上でどのような情報が表示されるかを定義するものであり、データモデル自体の設計ではないため、この文脈では正答ではありません。
9.
Universal Containersが顧客サポートプロセスを改善するために、ケースレコードが作成されてから24時間以内に解決されていない場合、自動的にエスカレーションフラグを設定し、特定のサポートチームメンバーに通知を送る機能を実装したいと考えています。この要件を達成するために、アプリビルダーはどの自動化ツールを使用するべきですか?
A. プロセスビルダー
B. ライトニングフロー
C. タイムベースのワークフロー
D. Apexトリガー
正解: C
解説:
A. プロセスビルダー - プロセスビルダーは複数の条件に基づく自動化プロセスを作成できますが、レコードの作成から特定の時間が経過した後にアクションをトリガーする機能は持っていません。したがって、この要件には適していません。
B. ライトニングフロー - ライトニングフローはユーザー主導または自動化されたプロセスを作成するために使用されますが、レコードの作成から特定の時間が経過したことをトリガーとする直接的な機能はありません。そのため、この要件には最適な選択肢ではありません。
C. タイムベースのワークフロー - タイムベースのワークフローはレコードの作成や最終更新から一定時間が経過した時点でアクションを実行するのに最適です。このケースでは、ケースレコードが作成されてから24時間以内に解決されていない場合にエスカレーションフラグを設定し、通知を送るという要件にピッタリ合います。
D. Apexトリガー - Apexトリガーはカスタムロジックを実行するために使用されますが、時間ベースの条件を直接処理する機能は提供していません。タイムベースの要件を実装するには、スケジュールされたApexや他の時間ベースの自動化ツールと組み合わせる必要があります。このシナリオでは、より単純で直接的なソリューションが存在するため、最適な選択肢ではありません。
10.
Salesforceのプロセスビルダーを使用して自動化する際、複数の条件に基づく異なるアクションを実行したい場合、どの機能を利用するのが最適ですか?
A. 数式項目
B. ワークフロールール
C. 決定要素(Decision Elements)
D. アプローバルプロセス
正解: C.
解説:
A. 数式項目 - 不正解。数式項目は、他の項目の値に基づいて計算や論理を実行する場合に使用されます。自動化プロセス内で条件に基づくアクションを実行するための直接的な手段ではありません。
B. ワークフロールール - 不正解。ワークフロールールは一連の条件が真の場合に指定されたアクションをトリガーするのに使用されますが、複数の異なる条件で異なるアクションを指定するというより広範な自動化には向いていません。プロセスビルダーの方がより複雑なロジックを扱えます。
C. 決定要素(Decision Elements) - 正解。プロセスビルダー内の決定要素は、複数の条件を設定し、それぞれの条件に対応する異なるアクションを実行することができる機能です。これにより、より洗練されたロジカルパスを自動化プロセス内で設定することが可能になります。
D. アプローバルプロセス - 不正解。アプローバルプロセスは、レコードが特定の承認プロセスを通過する必要がある場合に使用されます。条件に基づいて異なるアクションを実行するための手段ではありません。主に承認とレビュープロセスを管理するために設計されています。
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