Salesforce授業 DAY1

授業内容

  1. Salesforceの基礎

  2. Salesforceの具体的な設定

  3. Salesforceの権限管理

  4. Salesforceのレコード設定

  5. 質疑応答


1. Salesforceの基礎

Salesforceとは?

Salesforceはクラウドベースの顧客関係管理(CRM)プラットフォームです。ビジネスの様々な部門(営業、サービス、マーケティングなど)が一元的に顧客データを管理し、業務を効率化するためのツールを提供します。

実環境の基礎学習

Salesforceには、以下のような主な要素があります:

  • オブジェクト(Object): データの主要なエンティティ。例:取引先、商談、リードなど。

  • レコード(Record): オブジェクト内のデータの個々のエントリ。例:特定の取引先の情報。

  • 項目(Field): レコード内のデータの属性。例:取引先の名前、住所など。

設定変更のための準備

Salesforceの設定を変更する前に、Developer Editionへのサインアップを行います。以下の手順に従ってください:

  1. Salesforceの公式サイトにアクセスし、Developer Editionにサインアップします。

  2. 必要な情報を入力し、メールを確認してアカウントを有効化します。


2. Salesforceの具体的な設定

初期設定

初期設定は、Salesforceを効果的に利用するための基本設定です。以下のステップに従って設定を行います:

  1. 会社情報の設定:

    • 組織名や住所、地域のデフォルト値、デフォルトの通貨などを設定します。

  2. ユーザーの追加:

    • Salesforceを利用するユーザーを追加し、必要な情報を入力します。

会計年度と通貨の設定

会計年度を設定することで、データを期ごとに分析できます。通貨の設定は、グローバルビジネスにおいて重要です。

  1. 会計年度の設定:

    • 標準会計年度やカスタム会計年度を設定します。

  2. 通貨設定:

    • マルチ通貨を有効化し、各地域で使用する通貨と換算レートを設定します。


3. Salesforceの権限管理

オブジェクト権限

Salesforceでは、ユーザーがアクセスできるオブジェクトに対する権限を設定できます。

  1. 権限の種類:

    • 参照、作成、編集、削除の権限があります。

  2. 権限の設定方法:

    • ユーザーごとに必要な権限を設定します。

プロファイルと権限セット

プロファイルと権限セットを使用して、ユーザーのアクセス権限を管理します。

  1. プロファイル:

    • 各ユーザーに1つのプロファイルを割り当て、基本的な権限を設定します。

  2. 権限セット:

    • 特定の権限を追加で付与するための設定です。プロファイルに追加で権限セットを適用することで、柔軟な権限管理が可能です。

項目レベルのアクセス権限

項目単位でアクセス権限を制御することもできます。これにより、データの細かなセキュリティ設定が可能です。


4. Salesforceのレコード設定

レコードの所有権

Salesforceのレコードには「所有者」が設定されています。所有者はそのレコードに対してフルアクセス権限を持ちます。

  1. フルアクセス権限:

    • 参照、編集、所有権の移行、削除、共有が可能です。

共有設定

データの共有方法を設定します。

  1. 共有設定:

    • 組織全体でのデータ共有方法(非公開、公開/参照のみ、公開/参照・更新)を設定します。

  2. ロール階層:

    • 組織内の階層構造に基づいたデータアクセス権限を設定します。

共有ルール

共有ルールを使用して、特定の条件に基づいてデータの共有を設定します。

  1. 共有ルールの設定方法:

    • 共有ルールを作成し、特定のユーザーやグループにデータアクセス権を付与します。


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