Salesforceのアーキテクチャについて
Salesforceエンジニアを目指す上で特に押さえておくべき点を整理してみます。
Salesforceは信頼性の高いマルチテナントクラウドサービス
顧客の大切なデータと機能を預かるSalesforceにとって、信頼性は最重要事項。透明性を保ちつつ、データと機能の安全性を常に確保しています。
マルチテナントモデルにより、すべての顧客が同じコアサービス(計算能力、データストレージ、基本機能等)を共有・利用できます。規模に関係なく最新の機能を使え、シームレスな自動アップグレードが可能です。
メタデータの活用がSalesforceの強み
メタデータ(データに関するデータ)を使うことで、標準・カスタム設定や機能、コード等をすばやく保存・利用できます。
メタデータにより、データ構造や入力規則、地図・住所情報、関連オブジェクト等を柔軟に定義できるのがSalesforceの特長です。
APIによる拡張性の高さ
Salesforceでは、作成したカスタムオブジェクトや項目にAPI参照名が自動的に割り当てられ、他のアプリやシステムとのデータ連携を実現します。
データとメタデータのすべてがAPIに対応しているため、標準機能の利用でもカスタム開発でも、常にAPIを通じてSalesforceと対話することになります。
APIの活用により、Salesforce単体では実現できないようなソリューションも構築可能です。
Salesforceのアーキテクチャを理解することは、プラットフォームを使いこなし、独自のソリューションを設計・開発する上で非常に重要です。 信頼性、マルチテナント、メタデータ、APIといったキーワードの意味を確実に理解し、Salesforceならではの柔軟性と拡張性を最大限に活かせるエンジニアを目指します。
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