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[第10回] カスタムボタンから帳票を出力しよう

本講座はvisualforceを使い、Salesforce帳票の作り方を学んでいく講座です。全13回の講義終了後、商談から帳票を出力できるようになる事をGoalとして講座を進めていきます。

メンバーシップ(Salesforceデベロッパープラン)加入者は無料でご覧いただくことが可能です。

第9回講義でApexコントローラーを使って帳票に値を出力できるようにしました。

第10回講義では、商談にカスタムボタンを作成し、ボタンを押したら商談から顧客名や商談金額をPDFに出力できるよう設定していきます。


商談IDをカスタムコントローラで受け取る方法

商談にカスタムボタンを用意して、ボタンを押したらその商談のID値をカスタムコントローラに渡す事ができます。

ここからは上記で渡される商談IDをカスタムコントローラで受け取れるようにコーディングしていきます。

パラメータでの受け取り方法

public String oppId = ApexPages.currentPage().getParameters().get('id');
の一文をカスタムコントローラに追記しましょう。

public with sharing class InvoiceController {
    public string client{get;set;}      //クライアント名
    public Integer oppAmount{get;set;}  //商談金額

    public String oppId = ApexPages.currentPage().getParameters().get('id');

    public InvoiceController() {
        client = '株式会社Clean';
        oppAmount = 16800;
    }
}

この一文により、パラメータで渡される商談IDをカスタムコントローラで受け取れるようになります。

Salesforceのカスタムボタンからパラメータ(商談ID)を渡す方法は後述します。ここではパラメータというものを使って、カスタムコントローラで商談IDを受け取れるようになったんだ位の理解で構いません。

商談IDを元にSOQLで商談データを取得する

商談IDをカスタムコントローラで受け取ったら、その商談IDを元に商談データを下記のSOQLイメージで商談データを取得します。

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