【Flutter】TextPainterの概要と落とし穴
TextPainterの基本情報
TextPainterはFlutterのdart:uiライブラリに含まれるクラスで、テキストをキャンバス上に描画し、テキストのレイアウトに関する情報を取得するためのツールです。TextPainterを使用することで、以下の情報を取得することができます。
複数行にわたるテキストの行数
複数行にわたるテキストの最後の行におけるWidth
テキストの位置情報
サンプルコード
import 'dart:ui';
void paintText(Canvas canvas, Size size) {
final textSpan = TextSpan(
text: 'Hello, Flutter!',
style: TextStyle(color: Colors.black, fontSize: 30),
);
final textPainter = TextPainter(
text: textSpan,
textDirection: TextDirection.ltr,
);
textPainter.layout(
minWidth: 0,
maxWidth: size.width,
);
final offset = Offset(50, 50);
textPainter.paint(canvas, offset);
}
注意すべき点
layout()メソッドを呼び出す前にテキストやスタイルを設定すること。layout()メソッドは、テキストのサイズや位置を計算するために必要です。キャンバスのサイズやテキストの長さによっては、テキストがキャンバスの外にはみ出る可能性があるので注意が必要です。
TextPainterを使用する際は、textDirectionプロパティを必ず設定する必要があります。これはテキストの方向性(左から右、または右から左)を示すもので、設定しないとエラーが発生します。
TextPainterはText Widgetを想定している。それゆえに、SelectableText WidgetでのテキストのUIとは異なることに注意する。
最後に
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
この記事が皆さんにとって有益になれば幸いです。
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