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【特集】前半戦のKAL対戦球団振り返り&後半戦をどう戦う?

こんにちは、サク来です。

先日、平戸にて行われた北九州P戦にて前半戦に値する36試合を消化したサラマンダーズ。
今回はそんな前半戦での対戦チームを振り返り、後半戦をどう戦っていくのかを考えて参りたいと思います。

Title Photo by @KpbProject

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火の国サラマンダーズ(投稿日時点)

前半戦成績:36試合24勝8敗4分 勝率.750
チーム防御率:2.73 奪三振304 失点117 H25 S10
チーム打率:.299 本塁打18 得点196 盗塁90

一球速報より

脅威の勝率.750で折り返すこととなったサラマンダーズ。
開幕の泥沼4連敗からここまで立て直すことができるとは、誰も思っていなかったのでしょうか。
投手陣は、中村総選手が戻ってきたり宮澤選手が先発へ戻ってきたりと、持ち直すことができています。
ここ一番での試合では僅差を守り抜いた試合が多くみられたことから、最低限の失点を許しても、勝利だけは渡さない粘り強さも伺えます。
打線に関しても、状態の良し悪しがハッキリしている選手が多く完全体で愛見えることはなかなか難しいですが、打率は3割近く残しており、さらに得点力も高いことから、安定感はあることがわかります。

順位についてはぶっちぎりの1位と、他の追随を許さない独走モードへと突入しています。
大大失速に喘がない限り、リーグ優勝は堅いでしょう。


2位:北九州下関フェニックス


北九州下関フェニックス(投稿日時点)

ここまでの成績:39試合18勝17敗4分 勝率.514 vs火の国:3勝6敗3分
チーム防御率:4.29 奪三振259 失点202 H34 S9
チーム打率:.294 本塁打20 得点209 盗塁81

一球速報より

火の国と大きく差をつけられた北九州Pですが、打線の凶暴さは昨年と変わらず健在。
さらに機動力も大きく増し、得点力はリーグトップ。
本塁打数についてもリーグトップですが、今年も投手陣の弱さが露呈しています。
チーム防御率が4.29とリーグワーストで得失点差はマイナスとうまく噛み合っていない印象です(野手登板がないと考えると十分すぎるプラスですが)。
選手個人に焦点を当てると、昨年も結果を残した大河選手に宇土選手がハイアベレージを残し、元読売の平間選手が走攻守に輝き、途中加入した元火の国のモタ選手やコウキ選手がその力を披露。
一方で、先発はなかなか定めることができず、中継ぎ陣はクローザーの松本直選手こそまずまずの成績を残しますが、他はピリッとしない結果に。
良くも悪くも北九州Pの特徴は今年も健在でした。


3位:大分B-リングス


大分B-リングス(投稿日時点)

ここまでの成績:41戦21勝20敗 勝率.512 vs火の国戦3勝7敗
チーム防御率:3.43 奪三振327 失点177 H7 S10
チーム打率:.242 本塁打17 得点187 盗塁41

一球速報より

内川選手や水本選手、猿渡選手の加入により、向上が期待された打線に投手陣は昨年から改善の余地を見せました。
特に既存の戦力の活躍は目まぐるしく、打者は新太郎選手や久保田選手らが打撃で、川上選手が守備走塁でブレイクを見せています。
投手でも中継ぎ陣の木戸選手がチームトップの稼働を見せると、福地選手は抜群な状態で最終回を投げるなど、希望の光が差し込んでいる様子が伺えます。
ただ、チーム打率は.242とばらつきが激しいのは事実で、野手の約半分は2割台に留まっています。
投手陣も先発で一つ抜きん出ている選手がおらず、粘り負ける試合が多く見られました。
しかし何度も繰り返しますが、昨年から大幅に状態を改善していることは、後半戦の火の国にとって脅威になりうるでしょう。


4位:宮崎サンシャインズ


宮崎サンシャインズ(投稿日時点)

ここまでの成績:42戦5勝35敗2分 勝率.125 vs火の国戦10敗1分
チーム防御率:5.96 奪三振238 失点278 H5 S2
チーム打率:.212 本塁打13 得点93 盗塁39

一球速報より

参入初年度となった宮崎Sですが、KALの荒海に飲まれてしまいました。
ここまでわずか5勝のみ。
いまだに北九州Pと火の国に対して”白星なし”と大いに苦しんでいる様子が伝わります。
特に投手陣は防御率6点台に迫る勢いで失点しており、打っても結局は打たれて負ける試合・打たれ続けて負ける試合が見られました。
それでも打線は平湯選手や今津選手、糟谷選手など苦しい状況下でも成績を残す選手が多く、チームを支えています。
火の国が宮崎に1試合でも敗北すると今の状況から一気に転じてしまう恐れがあります。
現在圧勝しておりますが、十分に警戒するべき相手でしょう。


後半戦、どう戦う?

グラチャンを見据えて


現在、首位を独走している火の国サラマンダーズ。
この調子だと、今年の9月から10月にかけて行われるグラチャンも視野に入れることとなるでしょう。
2年連続の日本一を目指すサラマンダーズですが、そこで勝ち抜くためには選手も最高の状態にまで仕上げなければなりません。
現在不調の選手もその日までには少しでも上向きになってもらわないと、並居る競合と渡り合えることすら困難です。
この後半戦で何かきっかけを掴んでもらいたい所です。

そして何より、先日の柏木選手の退団により、更に枠に空きが出たため、そこがどうなるのかも気になるところです。
彼の存在は火の国にとって必要不可欠なものだっただけに、その穴をどう埋めるのか(もしくは現行の戦力で立ち向かうのか)、注目です。


迫り来る期限-NPB組-


以前までの記事にも書いた通り、山口翔選手・中山選手・サンチェス選手・アルバレス選手はこの7月31日が一つのタイムリミットでもあります。

NPBの支配下登録期限です。

上記の記事から1ヶ月以上経ちましたが、ロッテには巨人から石川慎吾選手、中日にはメヒア選手、SBにはデスパイネ選手が復帰しており、中々声がかかりません。

ラストスパートとなる7月は、彼らの出場機会を作ることも必要です。
彼らをどう出場させるかにも考える必要があります。

険しい道が続き、どう転ぶのか一切わかりませんが、最後まで諦めずにプレーすべきということだけは明らかです。
今後の動向に注目が集まります。

明日、8日から後半戦が始まります。
たとえ圧倒的首位に立てど、地に足をつけて戦い抜きましょう。

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