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【応援歌】8小節以下の応援歌で広がる可能性

こんにちは、サク来です。
今回は8小節以下の応援歌:通常より短い応援歌について書いてまいります。


今年の初め、サク来は上記の8小節以上の応援歌についてのnoteを投稿しました。
その際に、フリースタイルな応援歌は音楽性が高まるとしました。
逆に8小節以下の応援歌は何が高まるのか、考えていきましょう。

該当する応援歌の例


”小節”とは何ぞやという方は、冒頭に貼ったリンクにジャンプしてください。
そこに当時のサク来が記した説明があります。

前回のそれと同じ形式で行います。
我らが火の国の個人応援歌で唯一8小節以下である柏木選手のものを見てみると、

勝利を呼び込む一振りで 火の国魂今見せろ いざゆけ柏木 掴めよ栄光

火の国サラマンダーズ 柏木信輝選手 応援歌


となります。
この応援歌は7小節であり、他のものと比べて短く感じるでしょう。
短くすることで耳にする回数が増えます。
そのことで記憶に残って分かりやすい、覚えやすくて印象に残る応援歌にすることができます。

NPBの応援歌を例に挙げてみると、

それ行け新人 佐藤友亮(「新人」は年数に応じて「○年目」となる)

西武 佐藤友亮選手 福岡版応援歌

行くぞ行くぞ 河埜の一撃 飛ばせレフトへ ホームラン

南海 河埜敬幸選手 応援歌


などが挙げられます。
割と古い応援歌が多いですね。
佐藤選手4小節、河埜選手は5小節となって、どちらもメロディが頭に残ります。

8小節以下は古い?


余談ですが、8小節以下の応援歌のほとんどはそれを半分にした4小節であります。
8小節以下で広く親しまれた応援歌は、読売の闘魂マーチ阪神の真弓選手バース選手など挙げられます。
キリが良かった8小節を半分にしたので、4小節だと大きな違和感を与えることなく演奏できます。
また、今まで紹介した8小節以下の応援歌は、どれも80~90年代と応援歌が誕生したばかりの話です(前述の佐藤選手を除く)。
昨今の応援歌から考えると、時代が進むにつれて外野スタンドにて応援の一体感が生まれ、応援歌は分かりやすさからスタイリッシュが重視される風潮が強くなったことが伺えます。
8小節以上のフリースタイルな応援歌でイロモノからメジャーになったため、逆にそれ以下の応援歌は古い印象が生まれたと考えられます。
(しかし19年に楽天の汎用テーマが生まれたため、一概にそういうだと断言することはできない)


「繰り返す」ことの重要性


8小節以下の応援歌は通常より短いため、繰り返し耳にすることとなります。
これは前にも述べた、覚えやすくて印象に残る応援歌になるメリットがあります。
繰り返すことは相手にプレッシャーを与えることにもなります。
日ハムのチャンスメイクテーマを例に考えると、

  1. 「…オイ! …オイ!」

  2. 「GO! GO!(走者名)GO! GO!(走者名) Let's go! (走者名)

と、短いスパンでコール部分がやってきます。
塁上にランナーがいることで発動するこの応援歌は頭に残る応援歌となっており、盗塁やセーフティーバントなどを予感させる相手にプレッシャーを与える応援歌になる作りをしています。

同じフレーズを繰り返すことは印象に残りやすくなります。
短い応援歌が親しまれたのはファンの印象に残ったからによるものです。


今回は8小節以下の応援歌について語りました。

先日発表された読売・秋広選手の応援歌は16小節と、応援団史上最長のものとなりました。
大袈裟ですが、これからはこのような16小節のものがスタンダードになって、8小節のものは現在のそれ以下のもののように少しずつ数を減らしていくかもしれません。
これについてはサク来自身も興味がある内容なので、いつか書きたいと思います。

最後に、サク来が好きな8小節以下の応援歌を貼ってお終いとします。
それでは、また。


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