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【考察】火の国が目指す未来ーNPB2軍参入を考えるー

こんにちは、サク来です。

1月の23シーズン体制発表会。
「2024年度より拡大するNPB2軍への挑戦」を神田社長のスピーチで明らかになりました。


それから数ヶ月。
5月に行われた記者会見にてオフィシャルに参入意思を示し、そのために株式の新規発行・スポンサーの新規募集を行いました。


今回は、そんな火の国の二軍新規参入について考えていきます。

Title Photo by @KpbProject

現在の状況より考える


現在、報道されている二軍参入の意思について、NPB主催の説明会に参加した球団は、以下の通りとなります。

  • 独立リーグ:栃木GB、茨城AP、新潟ABC、信濃GS、火の国サラマンダーズ、富山GRN、石川MS

  • 社会人野球クラブチーム:鹿児島ドリームウェーブ、エイジェック

  • その他、企業:ハヤテグループ、ビズリーチ

計11団体 

こうしてみると、独立リーグからはBC・NLB(元BC)など古豪が詰め寄り、火の国は最も新しい球団であることがわかります。

また、全体的に見ても静岡や栃木など、関東の球団が多く見られ、関西の球団は火の国と鹿児島ドリームウェーブの2球団のみの確認となりました。
NPBは2球団以上の参加を予定していますが、ウエスタン方面で見ると、これは他チームに比べて倍率的には有利状況であると考えられます。


参入への課題点-設備とカネ-


ただ、周知の通り二軍参入までには厳しい審査と条件が待っています。
火の国の場合、「資金」と「設備」が大きな問題点となっています。
順に見ていきましょう。

1.資金面の問題


球団は二軍としてチームを運営するためには、さらに約1億円が必要だとしていると述べ、株式の新規発行並びに新規スポンサーの募集を募りました。

23シーズンの体制発表会にて累計の黒字化を達成したサラマンダーズですが、それ以上の資金が必要となります。

2.練習施設の確保


そして、最も深刻なのは練習施設の確保となっています。
この中でも火の国には、「雨天時の練習場」が十分に確保できておらず、さらに試合数もおおよそ倍以上になるため、神田社長も難色を見せています。


どうなる火の国


以上の問題点も残しつつ、火の国は候補争いでわずかに有利だと考えます。


もしこの夢が達成されたら、熊本野球の発展に大きな足跡を残すこととなるでしょう。
南部議員のYouTubeでも語られた通り、新球場建設は熊本野球にとって一番の問題でありますが、難しいところがあることが伺えます。
火の国二軍参入はチームに限らず、熊本野球発展の運命を握っていると言っても過言ではないでしょう。

考えうる「最終手段」


そのために資金と施設確保が急務となっているわけですが、もしこれが目標ラインまで届かなかったらどうでしょうか。
ここからは「諦める」可能性について考えていきます。

最も重要な観点は、この二軍参入のチャンスが今後来るかについてです。
NPB発表では、25シーズンにも同じくチャンスがやってくると言いますが、ここでどれほどの参入希望(倍率)が高くなる可能性があります。
火の国としても来年度の参入に力を入れている場面が見られるので、今年に賭けていると考えられます。

では不足分はどう補うのでしょうか。

ここで出てくる最終手段は、ノウハウある企業に「大口スポンサーを依頼する」ではないかとサク来は考えました。
大口を獲得することにより資金・施設には可能性が見え、継続して運営が可能になることが予想できます。

ですが、この状態で県民球団の体制を保てるのか。
考える必要がありそうです。


今回は以上となります。
火の国の、そして熊本の命題はどのように解決するのか、続報に目が離せません。

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