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【考察】23シーズンの北九州フェニックスに関する考察

こんにちは、サク来です。

今回の考察では、北九州フェニックスの23シーズンの展望を広げて参ります。

大きな壁、北九州フェニックス


22シーズン、火の国に大きな壁が立ちはだかりました。
この年よりペナントレースに参加した北九州Pは、火の国と優勝争いを繰り広げました。

独立リーグ経験者で固められた北九州Pは結束力が強く、独特な空気が漂っています。
北九側に流れがいった試合の多くは、そこに西岡監督がスパイスを加えて爆発したものが多くありました。
独立リーグを熟知した中村選手や、NPB経験者の大河選手、シーズン終盤は寺原コーチ、セリスコーチらの選手登録もあり本気で優勝を狙ってきた印象を持ちます。

今回は、そんな北九州フェニックス23シーズンの展望と、3連覇に向けて大分Bとどのように戦うのかを考察致します。

22シーズンの北九州P


74試合 39勝35敗 勝率.527

一球速報より


火の国との優勝争いに敗れた北九州P。
打線面では妹尾選手や神谷選手等が出塁し、西岡選手、ラモン選手、ルーカス選手らを始めとした超強力な後続で一気に畳み掛け、チーム打率は.292と経験者のパワーの凄まじさを感じました。

一方で投手面では苦労したことが伺えます。
チーム最多勝の新巻選手は11勝、完封勝利を達成した豊村選手は7勝と、打線の期待に答えましたが、残り1人が中々埋まりませんでした。

開幕当初、先発だった本野選手が不調で僅か2試合で中継ぎ転向すると、その穴に櫻井選手と大江選手がメインで交互に、たまに湊(佐々木)選手やに阿部選手、北方選手など本職が中継ぎの選手がかわりがわりに登板するスタイルとなり、リリーフピッチャーに大きく負担がかかったと言えます。
途中入団した中野選手、小川選手も苦戦し、最終的に福永選手の獲得、寺原コーチの現役復帰で投手陣整備を図りましたが、シーズン通して安定感に欠けた印象があります。
それを象徴する出来事の例として、大量ビハインド時の野手登板が多く、さらに彼らが打ち込まれることで、チーム防御率は4.27と壊滅(大分Bが4.86と大きく上回る為、インパクトに欠けるが)。

オフには打線の軸となったのラモン選手や妹尾選手、NPB経験者で安定感を見せた福永選手、北方選手など所々に穴を作りました。

復興の投手陣


打線にインパクトを産みつつ、投手陣が課題となった北九州P。

エースの荒巻選手と豊村選手の残留で戦力の大幅ダウンを防ぎ、トライアウトで大量に投手を獲得しました。
グラチャンでも登板した谷村選手(前高地)に、そこで火の国打線と対戦した藤本選手(前士別)と、HBLで7勝を挙げ優勝に貢献した高良選手(前すながわ)、など独立リーグ経験者を多く獲得することに成功しました。

退団された寺原コーチや緊急登板する野手をつくらないよう、実力と伸びしろのある選手が入団し、バラエティー豊富な選手が揃った印象を覚えました。

破壊力を増す打線


一方、核となる打者が抜けた打線ですが、こちらも実力確かな選手が見られます。

大分Bから移籍した藪選手に、本塁打も記録した主砲候補の高橋駿選手(前茨城AP)などパンチ力に関しては今年も健在だと言えそうです。

更に、IL盗塁王の経験もあるNPB戦士、平間隼人選手(前巨人)が加わることで、出塁率は更に向上すると考えられます。


動画でも見られる通り、粘り強さも魅力な平間選手は他球団にとって脅威の先頭打者候補だと言えます。
そこに残留した大河選手やルーカス選手などが加わることで、破壊力抜群な打線が形成されると考えられます。

サラマンダーズはどう立ち向かうか


昨シーズンは苦戦する場面もありましたが、夏ごろから優勢に立ち回れたサラマンダーズですが、メンバーが入れ替わった北九州Pにどう立ち向かうかが23シーズンの運命を決めると考えます。

整備された投手陣の攻略と、強力な打者が揃った打線の対応はもちろんのこと、独立リーグ経験者特有のメンタルの余裕にも気を付けるべきだと考えます。

火の国も独立リーグ経験者が豊富で、彼らが如何にチームを盛り上げられるかが重要だと考えます。
更にNPB経験者の山口翔・中山両選手に対して、どう対策してくるかも見どころです。

西岡監督の奇想天外なアイディアを武器に、新生北九州Pは上昇気流に乗ることでしょう。
そんな彼らをどう攻略するのか、火の国の主力選手に期待が高まります。

北九州Pとは、4月7日㈮の藤崎台での試合で幕を開けます。

白熱の一戦に目が離せません。

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