【特集】帰熊・山口翔選手
こんにちは、サク来です。
先日、元広島の山口翔選手のサラマンダーズ入団が発表されました。
背番号は、火の国のレジェンドナンバー、そして広島時代から背負った「47」が割り当てられ、地元での躍動が期待されます。
今回は、そんな山口選手の広島時代についてと今後の期待についてまとめたので、解説してまいります。
Title Photo by @KpbProject
広島時代の山口翔選手
ここからは、適宜プロ野球データFreak様のデータを参考に話を進めてまいりますので、別タブで開きながら閲覧することをお勧めします。
17年、山口翔選手は、幼少期を過ごした広島からドラフト2位で指名され、入団しました。
ルーキーイヤーは2軍で5試合、2年目の19シーズンは16試合と着実に実力をつけると、5月に初登板し、30日の対ヤクルト戦では7回無失点でプロ初勝利を収めました。
課題としてむらっけが大きく、20シーズンは改善と成長が期待されていました。
しかし、流行り病が流行した20シーズン移行、一軍登板はゼロと苦しい日々が続きます。
2軍でも先発からリリーフへと配置転換されましたが、肝心の直球が上手く嵌らず22シーズンオフに戦力外通告を受けました。
トライアウトでは、3打席で2奪三振とアピールし、火の国サラマンダーズとの契約に至りました。
山口翔選手に期待すること
悔いを残して戦力外になった山口翔選手。
ここからは、彼に期待する3つのことについて話して参ります。
火の国2年ぶりのNPB選手排出
サラマンダーズはこれまでに小窪選手と石森選手がNPBへ巣立っていきました。
22シーズンも彼らに続くことが期待されましたが、残念ながらゼロに終わりました。
そんな中で実力派右腕とも評された山口翔選手は、トライアウトの状態から更にギアアップさせれば、NPBへ再度飛び立つことができます。
まずは、8月末までに状態を戻すことからスタートだと思います。
大エースの誕生
サラマンダーズにおいて、背番号47は圧倒的な成績を残し続けました。
石森選手・芦谷選手は両者MVPを獲得し、数多くのタイトル奪取した左腕です。
そこに、右腕である山口翔選手が広島時代からの背番号を継続する形で継承することは、球団としてもチームを引っ張るエースを渇望していたと考えられます。
ポテンシャル十分な山口翔選手へ掛かる期待は大きいです。
集客
ご存知の通り、広島に所属していた山口翔選手。
広島というと、21シーズンに小窪船主が入団した際、多くの広島ファンが藤崎台へと詰めかけました。
拍が付いた選手が独立リーグに入団すると、そのファンの集客に期待が持てます。
更に、地元出身で幾度もメディアに取り上げられた山口翔選手は、広島ファンだけでなく熊本県民全体からの集客も見込められるため、大きな期待が持てます。
NPB経験者からの視点
ここまで3つの視点から山口翔選手に期待される3つのことを書きました。
最後に今までのNPB経験者とは違う点を挙げて終わりにさせていただきます。
サラマンダーズにおいて歴代でNPB経験のある選手は22シーズン終了時点で4名でした。
藤岡選手・吉村選手はコーチとして、モタ選手はムードメーカーとして、そして小窪選手はキャプテンシーをチームに良い影響を与えてくださいました。
山口翔選手は年齢も若く、彼からして年上の選手も多くいます。
今まで上からの目線だったものに、また別の高さの目線が加わることで、選手たちとのシナジーが期待されます。
ある選手は優しいお兄ちゃん、またある選手は頼もしい同級生、頼れる後輩と様々な視点から得られるものは、他の選手だけでなく山口翔選手も同じだと考えます。
屈辱を味わった右腕は、”第二の小窪”を目指して勇猛精進と熊本で磨いていくことでしょう。
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