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【応援歌】投手応援歌の難しさ

こんにちは、サク来です。


サラマン隊の初年度の応援歌に、投手汎用応援歌なるものが存在しました。

マウンドで解き放て 鍛えし力 勝利告げる鐘が今 スタジアムに木霊する

火の国サラマンダーズ 投手汎用応援歌


しかし、この応援歌は使用実績が少ないことからシーズン中頃に使用が打ち切りとなり、西寿哉選手の応援歌へと流用されました。

そもそも、投手への応援歌自体、あまり考慮されず、浸透されていないと考えられます。

今回は、投手への応援歌の必要性について考えてまいります。

なお、これはあくまでサク来の個人的な考えであり、隊の総意ではございません。
ご了承ください。

投手応援歌の実用性


NPBにおいて2022年現在、投手への個人応援歌を用いているチームは僅か2つ:SBと読売になります。
2020年に流行病が流行して以降、読売は投手への応援歌を発表していますが、SBは20シーズンに投手汎用応援歌を発表して以降、新曲は出されておりません。

恐れるな立ち向かえ 気持ち見せろ 仲間を信じて 全て賭け闘え

SB 投手汎用テーマ

一方、読売は毎年1曲以上投手への応援歌が作成されています。

なぜここまで差が開いたのでしょうか。
これには明快な理由があります。
それは、セ・パの違いです。

ご存知の通り、セ・リーグにはDH制度が存在せず、投手もバッターボックスに立ちます。
殆どの応援歌は打者に向けて作成されているため、投手の応援歌もここで流すことが可能です。

読売の場合、流行病が蔓延しても、上記の動画の通りに応援歌を流すことができました。

しかしパ・リーグのSBの場合、投手は滅多に打席に立ちません。

流行病禍にて、スピーカーを用いた応援スタイルが広まり、SBもそのスタイルを取りました。
20シーズンに発表された野手汎用テーマは様々な選手に用いられているのに対し、投手汎用テーマが使用された実績は見当たりませんでした(サク来の見落としかもしれないので、もし御座いましたら、ご一報くださると有難いです。ただし、公式の試合での実使用に限ります)。

20シーズン以前では、登板前に歌う機会がありましたが、スピーカー応援に移って以降、それもなくなました。
ここでDH制を用いる場合において、投手への個人応援歌は実用性がないことが分かります。

実用性でいうと、僅か2チームしか採用されていない現実にも目を当てなければいけません。

NPBの球団で(CDを含め)今まで一度でも投手への個人応援歌が割り当てられたチームは、

  • 広島(CD応援歌)

  • 阪神(CD応援歌、能見選手etc.)

  • DeNA(CD応援歌、三浦監督etc.)

  • ヤクルト(CD応援歌)

  • 西武(CD応援歌、松坂選手etc.)

  • 読売(菅野選手etc.)

  • SB(東浜選手etc.)

と多くのチームで投手への個人応援歌が割り当てられましたが、現在下の2球団しか用いていない(阪神・西武は近年まで用いていたが)ことから、投手への個人応援歌を用いる難しさが伺えます。

また、12球団において投手汎用に当たる応援歌を持つチームは12チームと全てで確認でき、SB以外のパ・リーグ球団では5チーム全てで打席に立つ投手に対してのみ用いられていることから、ヒッティングマーチとしての側面から汎用応援歌の実用性が読み取られます。

ここから、投手への個人応援歌を用いる際に考慮すべきは、打席に立つ機会(=演奏の機会の有無)が重要視されてきたことが分かります。


サラマンダーズと投手応援歌


ここまで、NPBでの投手への個人応援歌に関して見てきました。
ここからはサラマンダーズ、規模を広げると独立リーグ全体でのそれについて考えます。

結論、サラマンダーズにおいて投手への個人応援歌は実用性が皆無だとサク来は考えます。

まず、一般的に独立リーグではDH制度を用いており、投手が打席に立つ場面は滅多に現れません(逆に北九州P・大分Bでは頻繁に野手が緊急登板しますが)。

打席に立たない選手のために、応援歌だけを作ることは無駄だと考えます。

「登板前に演奏すればいいじゃないか」とありますが、SBでの例:誰も歌わない・歌えない(=認知度が薄い)から鑑みるに、この時間で他のことに時間を割くことが適当だと考えます。
下記の動画が顕著な例だと言えます。

そこで、個人応援歌ではなく汎用応援歌を用いることでこの状況は打破できますが、先述の通り、サラマン隊では一度打ち切った事例があるため、新たに応援歌を用いることは以前投手汎用を打ち切ったことに対しての示しがつきません。

「野手だけに応援歌を与えるんじゃなくて使用機会はないけれども投手に応援歌を与えるべき」という考えも御座いますでしょうが、使われない応援歌を作ることに意味はあるのでしょうか。
もちろん、この意見も素晴らしいものであって、応援歌は全ての選手に与えられるべきという考えに基づかれていることは重々承知です。
しかし、CDに焼いて販売でもする訳じゃないのに、それは損というより無駄な行動だと考えます。
そもそも、投手に対しては、頑張れコールなど相手の応援に入る前に行っている応援形式があるため、そこに集中すべきだと考えます。
作るだけ作って誰も覚えられない応援歌を増やす無責任な行動は忌避すべきでしょう。

従って、私はサラマンダーズにおいて投手への個人応援歌は必要はないと考えます。


今回は、投手の応援歌について考えて参りました。

若干考察記事みたく進行しましたが、悪しからず。

途中でも述べた通り、投手が打席に立つ機会があれば作っても構わないとサク来は考えます。
ただ、DH制がないところで作るなら、他の分野に力を割くべきだと考えます。

最後に、サク来の好きな投手の個人応援歌を紹介させていただきまして、終わらさせていただきます。

それでは、また。



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