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【応援歌】流用は選手を深く知る機会

こんにちは、サク来です。
今回は、応援歌の流用について書いて参ります。

応援歌の流用はNPBでも行われますが、特に独立では頻繁に行われている様子が見られます。
応援歌を流用することについて、見ていきます。

流用の例


応援歌の流用とは、以前使われていた応援歌(あるいはメロディのみ)を別の選手に用いることです。
例えば、

いつでもどこでも君は 輝く僕らのヒーロー ライトへ(GO!) レフトへ(GO!) Let's Fight ウォーカー飛ばせ!

読売 アダム・ウォーカー選手 応援歌


このウォーカー選手の応援歌は、10年代にジョン・ボウカー選手の応援歌として用いられていました。
特に今年(2023年)は例年に比べ、NPB球団において応援歌が流用されるケースが多く見られていると感じます。

流用には明らかなメリット・デメリットが存在します。
メリットとしては、過去の応援歌を使うことで「新しい応援歌を作る手間が省ける、練習する手間が省ける、ファンの注目を浴びられる」ができる点が挙げられます。
特に応援団は、新しい応援歌を発表する前までそれが完璧に演奏できるよう練習したりレクチャーしたりと消費カロリーが大きくなります。
流用することで、その過程を楽にすることができるのは、かなりでかいです。

逆にデメリットは、「オリジナリティが薄まる、手を抜いている印象を拭えない」ことが挙げられますが、メリットの効力を考えると、これらを被ることで本質的にダメになることはないと考えます。


サラマンダーズにおける流用応援歌


火の国サラマンダーズでも流用が行われたケースは存在します。
一番使用頻度が高いのは、外国籍選手汎用4番の流用元である安井選手の応援歌ではないでしょうか。

阿蘇の山聳える 肥後の大砲安井 熊本の街に伝説刻む 一打をぶっ放て

火の国サラマンダーズ 安井勇輝選手 応援歌


安井選手は21シーズン序盤に打線の中核を担いましたが、7月に自由契約となってしまっていました。
安井選手の応援歌は、MABOさんからご提供してくださった、火の国サラマンダーズ第一号の応援歌でした。
シーズンオフ、モタ選手の入団に際し外国人の選手に対する汎用応援歌を作るとなった時、安井選手の応援歌を流用する案が出ました。
この時、安井選手の応援歌の使用時期が極めて短かったことが決め手となりました。

ただ使用実績については関係ない場合があり、活躍を見せた選手の応援歌が期待の若手に受け継がれるなどこれに限りません。
流用を試みる時は、流用する選手・される選手について深く調べて、吟味する必要があります。


今回はここまでとなります。
新しい応援歌が発表された際は、それが流用であるのか、またそれは元々誰の応援歌だったのかを深く注目していくのもいいのかもしれません。

最後に、サク来の好きな流用応援歌を紹介して締めさせていただきます。

それでは、また。

(チャド・ハフマン選手応援歌)

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