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【応援歌】新応援歌を録音する時のお話し

こんにちは、サク来です。
今回は新しい応援歌を録音する時のお話しを致します。


昨日発表したサンチェス選手の応援歌も然り、今シーズンから発表する新応援歌は全てトランペットによる実録動画であり、サク来はその録音-動画作成までを行なっています。

今回はそれについてお話していければな、と思っております。


多重録音はとっても大変



本来、トランペットの録音を行うとき、トランペットの他に太鼓やホイッスル、また多くの本数のトランペットが必要なため、その分人数を要します。

しかし隊員の予定や都合がつかず、それが叶わない場合があるのも事実で、それを解決すべく多重録音を行なっております。
多重録音又はオーバーダビングは、レコーダーを駆使して最初に録音したものに2回、3回…と重ねて録音していくことです。
以下の動画を参照してくださいますとわかりやすいかと思われます。


このように何回も録音を繰り返しそれを一つにすることで、まるで複数人で演奏しているかのように演出することができます。

サク来はこれを用いることで、他の隊員が来られない等の諸問題を解決することができます。

ですが、この多重録音はとっても大変でして、通常より多くの体力を有します。
人がいない分、一人にかかる負担が重く、それを繰り返すことで体力を消費します。
さらに少数人数で行う作業でもあるので、問題が生じた時の対応が遅くなる恐れがあります(サク来の場合、一人で録音するので孤独も加わる)。

その分、完成度に拘ったりスタイルに拘ったりなど、自由度があるのは長所であるでしょう。


実際に録音しよう-サンチェス選手の場合-


ここからは、今回新応援歌として発表したサンチェス選手の応援歌の録音の流れから、どのように発表ようの応援歌が作成されているのかを説明します。

1.録音場所へと移動する


サク来は住宅街に住む人間ですので、力強くトランペットを演奏することができません。
ですので、演奏できる場所へと移動することから始まります。


普段は以前回顧録でも記載した野外音楽堂で録音します。
車道に面しているためごく稀に車が通るため、比較的通行者が少ない時間帯を狙って向かいます。
ですがこの日は、雨だったために外に出ることができなかったため、仕方なく市の音楽練習スペースを用いました。


2.太鼓のデータを用意する


録音は通常、ガレバンで行う


最初は、トランペット演奏の際のテンポ確認に必要である太鼓の音源を録音します。
ですがこれを毎回用意するとなると、その都度太鼓を用意して録音する必要が出てくるので、小林選手や瀬井選手の応援歌のように変則的なドラムロール以外の時用に以前収録した音源を利用します。

サンチェス選手の応援歌も通常のドラムロールなため、今回太鼓の収録はスキップしました。


3.詳細データを確認する




今回応援歌を担当したのは、新隊長ことそんちょうさんでした。
以前送付された応援歌のデータを再度確認し、最終チェックを行います。
そんちょうさんは毎回丁寧にデータを送ってくださるので、助かっております。
ありがとうございます😍


4.トランペットを録音する


ここでようやくトランペットの出番です。
発表用の音源は2ループであり、1ループに2回録音するため計4回演奏する必要があります。



この応援歌は比較的楽だったので、30分足らずで録音における全ての工程が完了しました。
ですが、シーズン開幕前の新応援歌である中山選手のものは非常に難関で、しかも前奏・A・Bの録音でとてつもなく疲れました。
これを超えるものではないので、ありがたかったです。


動画を作成しよう


ここで録音過程は終了です。
ここからは、発表用の動画を作成します。

5.画像を作成する


歌詞や選手名など、スタイルを参照に作成します。
基本的にパワーポイントのテンプレートをあらかじめ作成しているため、歌詞や名前を打ち込んで文字の大きさを調節だけの場合がほとんどです。
PC作業は比較的楽。


6.音声データと画像を基に動画を作る


画像を作成したら、それと録音したデータを合体、動画を作成します。

まずはPC上に保存した画像をスマホに転送します。
動画作成にはスマホ版の"Perfect Video"を用いており、そこに音声を重ねるだけです。
PCからでも"Perfect Video"は作動しますが、使い勝手が悪いので、サク来はスマホで済ませています。
細かい調整を要する場合がありますが、それ以外の時はとても楽です。

7.第三者のチェックをもらう


動画自体はここで完成しますが、最後に第三者からのチェックをもらいます。
今回は作成者本人であるそんちょうさんに依頼しました(いつも依頼している)。


失敗は悪。切腹で態度を示す


今回は自分の気づかなかったミスを指摘してくださったので、チョンボをかまさずに済みました。
ありがとうございます。


8.日程調整を行う


チェックが取れ次第、発表日の調整に入ります。
動画を公開して、ようやっと完成するのです。


今回は以上となります。
これからもこのような感じで作られる予定です。
ちょっとした裏側を見せられたでしょうか。

最後に、今期発表されたサク来の好きな新応援歌を紹介して閉めさせていただきます。

それでは、また。


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