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【特集】グラチャン2023に出場するライバル球団まとめ

こんにちは、サク来です。
グラチャンまで残り一日となりました。

今回は愛媛に集う各リーグの代表についてまとめてみました。

IPBL最北端のHFLから順に南下して行く形で紹介して参ります。

Title Photo by @KpbProject


1.石狩レッドフェニックス(HFL代表)


Photo by @i_red_phoenix


石狩RP(HFL代表、初出場)

23シーズン成績
勝率.652(46試合30試合16敗) 打率.322 本塁打20 盗塁60 防御率3.62

監督:坪井智哉(元阪神、日ハム等)
主な選手:川上智也(投手)、中谷内莞(内野手)、野口寛人(投手)、藤井壮太(内野手)等

HFL 公式サイト、一球速報より

昨年に続きHFL王者に輝いた石狩RPは、CSにて士別SBを下し念願のグラチャン出場となりました。
打高投低状態のリーグにて、安定感を見せた投手陣が年間通して活躍し、それに呼応する形で打線の調子がさらに上がっていった風に見えました。
CSでも初戦こそ落としましたが、2戦目で大差をつけて勝利するとその勢いのまま最終戦も持っていきました。
主な選手では、投手登録ながら二刀流としてハイアベレージを残した元滋賀B・香川OGの川上選手や、昨年大分Bでプレーした中谷内選手、打点王に輝いた主軸の藤井選手など、走塁・守備・打撃に優れた選手が揃っている印象です。
また、投手陣では最優秀防御率のタイトルを獲得した野口選手がCS2戦目に完封勝利を収めるなど、調子の良さを見せます。

昨年のHFL代表の士別SBは火の国&高知FDに圧倒されましたが、今年はどうでしょうか。
火の国とは初日の第1試合の結果次第で二日目に激突する可能性があります。


2.埼玉武蔵ヒートベアーズ(BC代表)


Photo by @musashi_bears

埼玉武蔵HB(BC代表、初出場)

23シーズン成績 
勝率.532(65試合33勝29敗3分) 打率.267 本塁打45 盗塁48 防御率3.92

監督:西崎幸広(元日ハム、西武)
主な選手:町田隼乙(捕手)、小野寺賢人(投手)、清田育宏(外野手)、阪口竜暉(内野手)

埼玉武蔵HB 公式サイト、一球速報より

優勝候補だった栃木GBを終盤に逆転し、21シーズン以来の地区優勝を果たした埼玉武蔵HB。
BCCSでは信濃GSに圧倒されるといった声もあったが、初戦の”松本の死闘”に始まる劇的な試合を繰り広げ、もつれにもつれた結果つい先日リーグ優勝が決定した、最後にグラチャン行きを決めた球団でもあります。
初のグラチャンということもあって、多くのファンが坊ちゃんに集うと考えられる。
「勝たせる応援」を胸にここまで登り詰めた、最も勢いのある球団と言っていいでしょう。
主な選手では、ドラフト候補にも挙げられている町田選手や”松本の死闘”で先発マウンドを任された勝ち頭・小野寺選手、そして元ロッテでチームに大きな影響力を及ぼした清田選手など、個性あふれる選手たちが揃っています。
さらに主砲の阪口選手は元熊本GLということもあり、火の国に最も深い選手でもあります。

信濃GSを倒した勢いままに初出場で初優勝を狙いにきております。
火の国とは最終日・決勝戦で当たる可能性があります。


3.富山GRNサンダーバーズ(NLB代表)


Photo by @T_birds

富山GRN(NBL代表、15年ぶり2回目)

今シーズン成績(3ターム合計)
勝率.550(40試合22勝16敗) 打率.267 本塁打15 盗塁55 防御率4.14

監督:吉岡雄二(元近鉄、楽天等)
主な選手:髙野光海(外野手)、快(投手)、今釘勝(内野手)、山川晃司(投手)

富山GRN  公式サイト、一球速報より

2年ぶりにIPBLに戻ってきた石川MSと富山GRN、NLBでは3ターム全てで富山優勢を守り抜き、火の国と同日にグラチャン出場を決めた球団です。
出場は実に15年ぶり、西田監督率いる香川OGに敗れて以来です。
歴史を感じる。
ターム3は終始石川MSを圧倒し、10戦全勝と圧倒的パワーを見せつけました。
特に投手陣が優れており、快選手:松原快選手は指名候補に挙げられた伸び代のある剛腕投手。
元ヤクルトの山川選手もクローザーとして活躍を見せ、中継ぎ陣の安定感が伺えます。
他方、野手も若手ながらターム3で怒涛の本塁打量産を見せた髙野選手やターム2で素晴らしい成績を残した今釘選手などバランスの取れているように感じます。

今までは西地区の壁に苛まれていた富山GRNですが、その間ドラフトでは阪神の湯浅選手やロッテの和田選手などNPBで活躍を輩出した富山GRM。
火の国とは最終日の決勝戦で対戦する可能性があります。


4.徳島インディゴソックス(IL代表)

Photo by @is_official

徳島IS(IL代表、4年ぶり6回目、日本一3回)

23シーズン成績(前後期合計)
勝率.631(68試合36勝14敗11分) 打率.245 本塁打38 盗塁107 防御率2.84

監督:岡本哲司(元大洋、日ハム等)
主な選手:椎葉剛(投手)、マルティネス(投手)、井上絢登(外野手)、柏木寿志(内野手)

 IL 公式サイト、一球速報より

ドラフト指名常連の名門、徳島ISがトーナメント方式になって初めてグラチャンに出場します。
コロナ前最後のグラチャン王者でもある徳島ISでは、前期・後期ともに他球団を圧倒しました。
特にチーム盗塁数は107と脅威の数字。
高い出塁率も相まって、効率よく走者を得点圏に進めていることが伺えます。
今年の徳島は投手王国と呼ばれるほど期待のピッチャーが活躍しており、中でも椎原選手やマルティネス選手などは今期途中に150キロ後半を連発するなど(マルティネス選手に至っては164キロをマーク)、投手陣に関してはどの球団よりも一つ次元が違うと言っていいでしょう。
また、打者も14本塁打をマークした井上選手や、元兵庫Bでドラフト指名有力候補にも挙げられた元火の国の柏木選手の兄でもある柏木寿志選手らが軸となって、援護点を挙げています。

19年以来となる日本一を目指す徳島IS。
火の国とは最終日・決勝戦で当たる可能性があります。


5.愛媛マンダリンパイレーツ(開催地枠)

愛媛MP(開催地枠、7年ぶり3回目、日本一1回)

23シーズン成績(前後期合計)
勝率.500(68試合28勝28敗12分) 打率.255 本塁打20 盗塁56 防御率3.71

監督:弓岡敬二郎(元阪急)
主な選手:正田樹(投手)、田島和礼(投手)、羽野紀希(投手)、浅井玲於(外野手)

IL 公式サイト、一球速報より

今年から導入された開催地枠により7年ぶりの出場となった愛媛MP。
シーズンは前期こそ王者・徳島ISに食らいつきましたが、後期は失速し高知FDに抜かれてしまいました。
年間順位では2位となり勝っても負けてもグラチャン出場が確定した後に行われたトリドール杯では終盤に申し訳程度の反撃に留まるなど、その差が目に見えた一戦となってしまいました。
しかし、開催地ということもあり地元の観客の来場が多いと予想され、アドバンテージを持っています。
野手は浅井選手が打率と打点で一矢報いりましたが、他が苦しんでいる様子です。
投手陣は最多奪三振を獲得した田島選手に最多登板の羽野選手、そしてレジェンド・正田選手らが活躍しています。

前回出場の16シーズンは群馬DPと接戦に持ち込みますが、惜しくも敗北。
幸運な形で転がり込んだチャンスを地元・愛媛で無我夢中に掴み取りに来ます。
火の国とは初日の第1試合の結果次第で二日目に激突する可能性があります。


今回は以上となります。
総勢5リーグ、6球団で日本一の座を争う独立リーググランドチャンピオンシップ2023。

明日、その火蓋が切られます。

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