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【応援歌】原曲を探すべく深く潜る

こんにちは、サク来です。

今日お話しするのは、「応援歌の原曲」についてです。

応援歌における原曲とは、基となる楽曲からメロディをサンプリングして応援歌に落とし込む事を差します。

実際の例を踏まえながら進めていきましょう。

原曲のある応援歌の例


NPBの応援歌では主にロッテが、独立リーグでは愛媛MP・信濃GSを始めとする球団が数多くの原曲ありの応援歌を発表しているのが頭に浮かびますね。
先ほども述べた通り、原曲のある応援歌には、ある楽曲の一部分をサンプリングされています。

具体的な例を見てみましょう。

駆け上がれ夢の舞台へ 無我夢中に走れ早く みてみたいな夢中になれる君 いくぞ前身その先へと

西武 外崎修汰選手 応援歌

お願い康士朗 夢は夢で終われない 動き始めてる 輝く日のために

富山GRN 和田康士朗選手 応援歌 

外崎選手の応援歌は「Flyers/BRADIO」が、和田選手は「お願い!シンデレラ/CINDERELLA PROJECT」が原曲となります。


どちらも現在まで認知されている応援歌となります。

メロディに原曲を用いるメリット


ここからは、原曲を用いることで生まれる、メリットについてサク来の考えをいくつかご紹介いたします。

1.認知度の高い楽曲である点

カラオケで歌う時も、みんなが知っている曲が流れると盛り上がりますよね。
応援歌も同じで、認知度の高い曲だと観客を巻き込む際も大きな盛り上がりが見られます。

この傾向はチャンステーマだと顕著に表れていると言えましょう。

ヤクルトの夏祭りDeNAのライジングテーマなど原曲が有名な応援歌はもちろん、巨人のGフレアロッテのチャンステーマ3など甲子園のアルプスで演奏される応援歌も、NPBの応援歌を原曲として使用している事は有名な話です。

使えば確実に盛り上がる点も原曲があるメリットだといえます。
親しみがあるものなら尚更です。

※チャンステーマ1の原曲は「夏祭り/whiteberry」、ライジングテーマは「LOVE&JOY/木村由姫」である。Gフレアは記載のYouTubeリンクの通り金足農高が、チャンステーマ3は習志野高による演奏が代表的である。

2.ハイクオリティなメロディを使用できる点

オリジナルの応援歌の場合、メロディはイチから作る必要があります。
メロディ作成は本ッッッ当に大変で、かなりの精神力を消費します。

この調に当てはめてみよう、ここで転調させよう、あえてここで音を落とそう等々。
メロディ作成は果てしない苦行だとサク来は考えます。

一方、一般市場に出回っている曲は、作曲家が練りに練ったアリモノです。
素人のものよりも数段高次元の出来栄えの楽曲がゴロゴロと転がってます。


このように、既存の楽曲を用いることで、メロディ作成の工程のスキップと、高品質を保つことが出来ます。

※YouTubeリンクのマーティン選手の応援歌の原曲は、「アイデンティティ/サカナクション」。紅白でも披露された代表曲である。

3.未知の楽曲と出会える点

これは、応援歌を聴く人のメリットですね。

応援歌の原曲をリストアップする際、作り手の好み・スタンスにり偏りがちになります。
ある応援歌がお披露目されて、その原曲は一体何だ?と話題になる時、それが必ずしも自分の知っている曲とは限りません。

ですが、そのメロディに心を打たれて原曲そのものを好きになることもあります。

サク来の場合、元ロッテの井口選手の応援歌を思い出します。

この応援歌の原曲は、「Kids are alright/Air」です。


サク来が初めて耳にしたとき、ドラムによるテンポの爽快感と心地良いメロディが私を虜にしました。

原曲の存在を知り、今でもサク来のプレイリストの一番上に鎮座して長らくヘビーローテーションしています。

未知との遭遇は、新たな領域を開いてくれます。
原曲があることで、好みの曲が増えた人もいるのではないでしょうか。

深く潜って見極める

先ほどの3番でも述べた通り、原曲を用いることは新たな出会いもあります。

ここからは作り手の話です。

良いメロディを探すには、今まで聞いた音楽が経験となります。
実際にサラマン隊でもあった出来事ですが、「何故これから引っ張ってきたのかな」というものがあり、お世辞にも応援歌にはふさわしくないメロディを耳にすることも多々あります。

肝心なことは曲を沢山聞いて、深くまで追っかけることです。

そうすれば、知らない楽曲との出会いから新たなジャンルの開拓にもつながります。

開拓と出ましたが、難しく考える必要はありません。

サラマンダーズの応援歌で言いますと、浦木選手の原曲は桃鉄シリーズの「乾杯の歌」です。

作者であるそんちょうさん曰く、元ヤクルトの雄平選手の応援歌からヒントを得たそうです。

この応援歌の原曲は同じく桃鉄シリーズの「ノスタルジック・トレイン」が用いられています。

桃鉄でマップ上の楽曲であり穏やかな曲調が見受けられるこの曲から構想を得、探究した結果、浦木選手の応援歌が生まれる一因になりました。
「乾杯の歌」は非常にニッチな曲で、YouTube上で検索を書けましたが、出てこないほどでした。
経験により深く潜る方法を得られます。

今回は原曲について語りました。

隊員とカラオケに行ったとき、原曲となった応援歌を流すことがあります。原曲への理解は自然と身についていきます。

最後に、サク来が好きな原曲を持つ応援歌を貼ってお終いとします。
それでは、また。

(原曲:Butterfly/Smile)

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