見出し画像

【考察】24シーズンの大分B-リングスに関する考察

こんにちは、サク来です。

前回から始まったKAL各球団の展望についての展望。

今回の考察では23シーズン3位の大分Bについて広げていきたいと思います。

念願づくしの2023年、試される2024年


KAL元年から共に鎬を削っている大分Bの2023年は比較的希望を持てたといえる一年だったと言えるでしょう。
シーズンでは初の最下位脱出、ドラフト会議では川上選手が中日に指名され球団初となるNPB選手輩出など、球団にとって一つレベルアップすることができた年だったと考えます。
ただ最下位脱出と言っても3位。
抜けた川上選手や引退した内川選手らのことを考えると、今年も試される1年になるといえるでしょう。

選手成績は新入団選手と既存の戦力がうまくマッチした形になりました。
投手陣は脱サラ戦士の猿渡選手をはじめ、木戸選手、辻選手など先発陣が奮闘し、素晴らしい成績を残しました。
打線も内川選手が牽引し、チーム打率は一昨年より上昇させることに成功しました。

一部の主力選手が抜けるも、万全な体制が築かれようとしている大分B。
上昇気流にうまく乗れるか、注目です。


23シーズンまでの大分B


21シーズン 32試合9勝23敗 勝率.281
22シーズン 74試合28勝44敗2分 勝率.389
23シーズン 78試合34勝42敗2分 勝率.436

一球速報より


どん底の21シーズン、苦悩の22シーズンを過ごして迎えた23シーズンは球団にとって大きな出来事が多く起こりました。
NPBレジェンド級のプレイヤー・内川選手の入団、川上選手のNPBドラフト指名、そしてKAL最下位脱出。
勝率も22シーズンより5分ほど上昇させ、5割の壁まであと少しといったところでしょう。

スタジアムMCへと転職した岡部選手に代わってエースナンバーを背負った猿渡選手やそれに匹敵するクオリティを見せた辻選手、要所要所で相手打線をシャットアウトした木戸選手など素晴らしい活躍を見せた投手が見れるようになったのはかなり大きいポイントでしょう。
野手では内川選手がチームトップの.358をマークすると、新太郎選手や川上選手などの既存の戦力と小田選手やグスタボ選手などの新戦力、岩下選手にこれまた脱サラ戦士の水本選手など途中加入した選手も打線に厚みを持たせました。
川原選手の怪我がなければ、大分Bはさらに脅威になっていたことでしょう。
不調に喘いだ選手も少なくはありませんが、ここまで投打に勢いが見られたシーズンは初めてだと思います。

主な退団&入団選手

前回と同様、ここからは今オフに新たに入団した選手、そして退団した選手をいくつかピックアップしていきたいと思います。
なおリストでの表示は選手名(公示、現所属球団or前所属球団)を表しております。


主な退団選手

野手

内川聖一     (任意引退)
川上理偉     (NPBドラフト指名、中日)
エミリオ・グスタボ(自由契約)  等

投手

レイミン・ラモス(自由契約)
來間孔志朗   (任意引退)
江口駿希    (自由契約、淡路島W) 等

15名

成績を残せた選手、残せなかった選手が多く退団することとなりました。
野手では引退試合も行った内川選手や川上選手、グスタボ選手など攻守の要を欠けることとなりました。
投手も來間選手やラモス選手、途中加入ながら3勝をマークした江口選手が退団しました。
そのほかは初年度戦士の林田選手と松田選手、脱サラ戦士でこの年から大分Bへ移籍した中島選手が退団しました。

主な入団選手

野手

レナード・ピーターズ(前士別SB)
足立駿       (元徳島IS)
新里和寿      (前士別SB)  等

投手

嘉陽太一 (前兵庫B)
松田尚樹 (前士別SB)
山本麗貴 (前士別SB)  等

20名

宮崎Sと同様、多くの選手を新たに補強しました。
HFL産の選手が多く、新里選手や山本麗選手など一定の成績を残した選手が多い印象です。
サク来の注目はピーターズ選手。
KAL初のオランダ国籍の選手で、昨年はホームラン3本を記録しました。
内川選手や川上選手を始めとした実績を残した選手の穴を埋める活躍が期待されます。
他にも球団初の韓国籍選手となる元石川MSのユン選手や捕手の松田政選手など満遍なく補強を行った印象です。


サラマンダーズはどう立ち向かうか


初めは低空飛行だった大分も昨年は勝率5割に迫る勢いにまで成長し、今年はその真価を試される1年となりました。
初年度から共に鎬を削り、火の国の背中を掴む位置にまでいます。

昨年の開幕戦のように勢いを与えてしまうと、火の国にとって大きなダメージとなることは間違いありません。

今年から元南海・神田大輔ヘッドコーチが就任し、チームの活性化は更に高まることが考えられます。
そして残留した選手たちは火の国に限らず他球団にとってプレッシャーを感じさせるでしょう。

「火の国がそのプレッシャーを王者の意地で沈めるか」。
早くへし折ることが重要となってくるでしょう。

大分Bとの開幕戦は3/23(土)の佐伯での一戦。
敵地開幕戦で勢いをつけ、狙うはブッチ切りでの優勝のみです。


参考資料



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?