【特集】サラマン戦士の前所属独立球団はどこからやってきたのか、どこのが一番なのか調べてみた
こんにちは、サク来です。
今年でKAL加盟から4年目となる火の国サラマンダーズ。
これまで多くの選手たちとの出会い、そして別れがありました。
中でも他の独立球団からやってきた選手たちは、そこでの経験を活かしたプレーでファンに喜びを与えてくれました。
今回の特集はそんな選手たちがどこの独立球団でプレーしたのか、また最も多いのはどの球団か、調べました。
このnoteをご覧の皆様もどの球団が一番多いか、予想して見てください。
それでは参ります。
Title Photo by @KpbProject
今回のルール
今回の特集に当たって独自のルールを作成しました。
1. 「所属球団」は日本の独立球団に限るとする
選手によってはNPBや大学・社会人、あるいは高卒選手など必ずしも独立リーグではない場合があります。
そのような選手は後ほど軽く紹介し、ランキングは除外いたします。
外国人助っ人も日本の独立リーグでプレーでない限り、同じものとします。
なお、独立リーグの定義は”IPBLに加盟している、IPBLに加盟していないものの独立リーグを名乗っている(琉球BO、NOLなど)”とします。
2. 所属球団は「前所属球団」とする
選手の中では複数球団を渡り歩いた選手も存在します。
この場合所属球団は「前所属球団」となります。
例えば球歴が「石狩RP-信濃GS」だったとすると、この場合の前所属球団は信濃GSとなります。
また「徳島IS-読売」の場合、徳島ISの前にNPBの読売が入っているため、今回は除外しています。
ちなみに前者は大分Bの土屋選手、後者は北九州Pの平間選手です。
今回除外となる選手たち
早速本編に入る前に、ルール1にて除外となる選手たちを紹介します。
なお見方は背番号・選手名(経歴、火の国の所属年)と、所属年は選手として登録されている年度のみ表記するとします。
以上となります。
21シーズンは熊本GLが多かったり、22シーズンは他の独立リーグ出身の選手が少なかったりと、サク来もリストを作成していて面白い気づきを得られました。
お待たせしました、それではランキングの方を始めます。
果たして1位はどの球団なのか、注目して見てください。
10位タイ:琉球BO、美唄BD、石川MS、新潟ABC、埼玉武蔵HB、茨城AP、高知FD、愛媛MP、徳島IS
10位タイには9球団がそれぞれ1名づつれランクイン。
吉村選手はSB退団後、アジアン・ブリーズに参加。
20シーズンに琉球BOの初代メンバーとしてプレーしました。
高橋選手はHBL時代の美唄BDにて三冠王に輝いた後、火の国へ入団しました。
勝負強い打撃は印象に強く残っています。
石川MS時代の植月選手は目立ったプレーはありませんでしたが、火の国では決勝打を放つなど印象に残った選手です。
佐藤選手は22シーズンオフに引退後、KSPAで藤崎台を管理する仕事に就きました。
石本選手の徳島時代の19シーズンのグラチャンにて栃木GBと対戦した経験を持つベテランピッチャーでした。
火の国では3シーズンに渡り中継ぎを支えました。
山田選手は今年からイースタンに加盟した新潟ABCにおいて、BC開幕投手を務めた最後の投手です。
阪口選手は昨年のグラチャンでも対戦した埼玉武蔵HBの4番打者です。
茨城AP時代の神田選手は登板試合こそありませんでしたが、西島選手を彷彿とさせるパワーピッチャーです。
田島選手は昨年ILの奪三振王に輝いた愛媛MP出身の左腕です。
グラチャンでは初戦の石狩RP戦に登板し、勝利へ導きました。
5位タイ:士別SB、大分B、北九州P、宮崎S、栃木GB、YKS
24シーズンよりプレーする選手が多い5位には、6球団が並びました。
中野選手は茨城AP・堺Sとの合同トライアウトにて唯一入団を勝ち取った内野手。
23シーズンからプレーした大分Bの入団会見でも「背番号5じゅうn…あっ背番号44の中野駿介です」と言い間違えるほど、火の国への愛があったとされています。
広畑選手は兼任コーチも務めるベテランプレイヤー。
士別SBでは正捕手でしたが、火の国では外野にも挑戦するバイブスあふれる選手です。
副キャプテンを務める山口嶺生選手は印象に残る一打を記録してくれるパワーヒッター。
大分B時代だけでなくその前の香川OG時代から火の国と対戦経験のある数少ない選手です。
江藤選手は大分Bに初年度から在籍した投手でした。
22シーズンに5勝をマークし、火の国では中継ぎとして立ち回りました。
モタ選手は22シーズンに一度退団した後、23シーズン途中に北九州Pと契約しました。
途中加入ながら本塁打王に輝くパワーは、今年も期待してもいいでしょう。
同じく大河選手も北九州Pから入団し、高い打撃センスが随所に現れています。
昨年はKAL史上最高打率を記録するなど、入団前から期待が高い選手でした。
今津選手は大分B-宮崎Sに続いてKAL3球団目となります。
昨年は最下位宮崎Sにて素晴らしい成績を残し、今年はそれを超える活躍が期待されています。
山科選手はそんな宮崎Sにてチーム内最多勝の投手。
Pリーグでも快投を見せており、先発陣の強化を任されています。
安井選手は21シーズンの途中で退団しましたが、本塁打を3本放つ強打者でした。
橋詰選手は19シーズンから栃木GBでプレーし、2シーズンで60試合に登板しました。
火の国では22シーズンに最優秀中継ぎ投手賞を獲得し、キャリアハイの登板数を記録しました。
YKSからやってきた金田選手は打率こそ低かったものの、外野も守れるユーティリティ性を持っています。
吉村選手はYKSチーム最多勝のサブマリンで、新しいシナジーを齎せられるかに注目が集まっています。
2位タイ:信濃GS、堺S
2位タイで3名で2球団が並びました。
22シーズンのグラチャンを戦った信濃GSからは3名が入団。
藤原選手の信濃GS時代は代打での出場が多く、23シーズンのBCCSでも3試合に出場しました。
荒西選手兼任監督代行は22シーズンのグラチャン準決勝・高知FD戦に先発として登板しました。
昨年も信濃GSの先発としてタメをはった、実力確かな投手です。
堺Sからは投手2名、野手1名が入団しています。
ナックルボウラー・佐野選手は打たれる試合こそ多くありましたが、ナックルが冴える日は抜群の投球を披露してくれました。
同じく草野球ではナックルボウラーの火の国サラマン隊隊長・そんちょうさんも、教えを乞うた、記憶に残るピッチャーでした。
瀬井選手は今年からハヤテにてプレーした内外野守れるユーティリティプレイヤーです。
堺S時代は打率.379、37盗塁を記録し、火の国でもその才能を見せてくれました。
瀬井選手と同じく堺Sからやってきた中村総選手は、堺Sで二桁勝利を納めた右腕でした。
火の国では再三ケガに泣かされましたが、今年から北九州Pでリベンジを誓います。
1位:滋賀B
見事1位に輝いたのは4年間で4名の滋賀B。
浦木選手はコロナ禍真っ只中の20シーズンに滋賀Bでプレーし、主に1番バッターを任されることが多い選手でした。
火の国でもその力は発揮され、3割近い打率を残しています。
松本陽雅選手は子供から大人まで、多くのファンから愛された「赤い稲妻」でした。
滋賀Bでは「黒いイナヅマ」の愛称で親しまれていました。
大﨑選手は所属した球団が活動休止するジンクスを背負ったNOL時代の滋賀Bにて首位打者争いを演じました。
火の国でも優れた打撃センスとガッツを見せ、首位打者争いでは大河選手に続くリーグ2位でした。
菅原選手は愛媛MP時代から高い奪三振能力を発揮し、NOL唯一の奪三振王に輝いた投手です。
23シーズンのグラチャンでは古巣相手に好投し、日本一への架け橋を架けました。
以上がランキングとなります。
1位は4名が移籍した滋賀Bでした。
おまけ:もし選手の全経歴が対象になったら
今回のランキングは前所属球団のみで考えていましたが、もし経歴全てで作るとなるとどうなっていたのでしょうか。
ここからはそれを検証していきたいと思います。
今回のおまけの特別ルールでは、「香川OG-神奈川FD」なら香川OGと神奈川FDにそれぞれ1ポイント入ります。
また「群馬DP-神奈川FD-群馬DP」のような出戻りの場合、ポイントは最初の入団の1回しか入りません。
ちなみに今回の例は、前者は北九州Pの中村道選手、後者は群馬DPの田代選手でした。
なお先ほどのランキングで出てきた選手は普通字で、新たに加わった選手はこのように太字で表記いたします。
それでは、参ります。
こちらのランキングでも1位は滋賀Bでした。
主な変動では大分Bが2名増えて2位に、圏外だった福井WRが一気に3位に上がりました。
このnoteも現時点で約5500文字、ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
他に何か火の国関連で調べたいことがありましたら、コメントまでよろしくお願いします。
お疲れ様でした。
次回は選手別出身都道府県ランキングを予定しています。
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