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【応援歌】似ている応援歌、何故似ている?

突然ですが、まず初めにこちらの2つの動画を再生してください。


DeNAの宮﨑選手の応援歌と讀賣の鍬原選手の応援歌でございます。
この2曲は出だしの2小節が酷似しており、似ている応援歌の例の筆頭として挙げられます。

こんにちは、サク来です。

今回は応援歌が似ることについて考えていきます。

メロディが似ている


先ほど紹介した宮崎選手と鍬原選手の応援歌の他にも似ているメロディの応援歌は多数存在します。

ちょうど10年前には阪神が発表した坂選手の応援歌が日ハム・赤田選手の応援歌に酷似していることから急遽差し替えられる事案も発生しました。

遥かな光目指し 茨の道を行け 輝きある大きな 夢を掴むまで

日ハム 赤田将吾選手 応援歌

打て坂力強く どこまでも飛ばせ 打て坂気合いを入れ ヒーローつかみとれ

阪神 坂克彦選手 応援歌


坂選手の応援歌が発表されて1週間経たず新曲に差し替えられ、当時大きな話題になりました。

応援歌を深く理解する


似ている応援歌の多くはメロディが似ていることに由来します。
なぜ似ているのかは、例えば曲調が同じだったり、ある一部分が全く同じだったり、その原因は様々ありますが、原因となる部分が多ければ多いほど似ているように聞こえます。

なぜ似ている応援歌が増えるのかについては明確な答えがあり、それは応援歌が増えすぎたことによるメロディの枯渇です。
応援歌が誕生しておよそ50年、そりゃ発想が被るものの一つや二つはあります。
中には私たちが気づいていないだけで全く同じメロディが使われている応援歌もあるでしょう。

今後応援歌を生み出す中で、過去の産物と被っている部分はないか深く理解する必要があります。

この事態を避けるにはいくつかの解決方法があります。
試作品を多数用意したり有事があった場合に調整できるよう調整したりなどいろいろありますが、一番は応援歌に関するアンテナを強く張ることだと考えます。
他球団で用いられている応援歌についてdigすることで見識が広がり、応援歌を作成する上で強いインスピレーションを得ると同時に、被るリスクを軽減することができます。
ただ、他球団の応援歌を聴き漁っているとせっかく持っていたオリジナリティーが薄れてしまう可能性が生じるので、自分の球団が作成した応援歌への理解を深める時間も大事になってきます。


火の国では何があった


多くの球団が応援歌を発表する今の時期ですが、火の国でもこのような事案がありました。
それは瀬井選手の応援歌の作成についてです。

叩くバットに 想い重ねて夢を追いかけて 今覚醒の時だ羽ばたけ 走れ裕紀この世の神よ

火の国サラマンダーズ 瀬井裕紀選手 応援歌


この応援歌を作成した隊員が素案として最初に提出したメロディがあったのですが、それがNPB球団で用いられたことがある応援歌と酷似していたため、そんちょうさんが一旦待ったをかけました。
そこから改めて作成されたものが昨年使用された応援歌になります。
作成した隊員は該当する応援歌の存在を知っておらず、別にこのこと自体は咎められるべき事態ではありません。
大事なのはそこから学ぶべきポイントを汲み取って生かしていくことだと考えています。

最後にサク来が好きな似ている応援歌を紹介して終わりたいと思います。
どこが似ているのかは、ぜひ皆さんの目で確かめてください。

それでは、また。


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