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【プレイバック#5】遅れてきたヒーロー達(2023.5.19-5.2)

こんにちは、サク来です。

今回のプレイバックでは、下関での北九州Pとの3連戦と、ホームに戻って挑んだ大分Bとの計6戦を振り返ります。

23シーズン 5/19 vs北九州P@下関

火の国5-1北九州P ○宮澤 ⚫︎豊村

一球速報より

火の国のすぐ後ろを追随する北九州Pとの下関での3連戦、2回に山口嶺生選手と髙山選手の連続タイムリーツーベースで3点を先制、序盤から主導権を握ります。
先発の宮澤選手は3回に失点を許しますが、その後は立ち直り、6回を投げ被安打3、失点1で試合をまとめました。
打線はその後、4回と6回に高山選手がそれぞれ1打点をあげ、リードを広げます。
リリーフ陣も勝ちパターンの山口翔選手、石本選手、クローザーの水野選手が北九打線を封じて勝利を収めました。


23シーズン 5/20 vs北九州P@下関

火の国7-7北九州P 引き分け H水野、松本直 本塁打 薮3 和希1

一球速報より

両軍先発が激しく燃え盛った試合でした。
火の国先発の松江選手は初回に先頭打者の薮選手からレフトのポール近くにホームランを叩き込まれると、2死1・3塁の場面で5番・和希選手から追撃のスリーランホームランを浴びせられ、4失点からのスタート。
3回に小林選手のタイムリーで1点を返しましたが、3回に再び2死1・3塁の場面を迎えると、2番手中村総選手と交代。
この時点で、火の国サイドには不穏な空気が流れていました。
が、4回の攻撃、1死から大﨑選手・途中出場の深草選手がヒットで出塁すると、昨日と同じく8番に座った山口嶺生選手が2点タイムリーツーベースを北九の先発、櫻井選手から放ち、こちらもKOします。
変わった金本選手からは、晴樹選手とサンチェス選手のタイムリー等でこの回一挙5得点、逆転に成功しました。

北九打線も負けじと、直後の攻撃で宇土選手のタイムリーで1点を、8回の攻撃で火の国のバッテリーミスで同点に追いつきます。
9回も宇土・大河選手の連打で1死1・3塁の場面で、打席には昨年本塁打王のモタ選手。
火の国の5番手、水野選手を襲った絶体絶命のピンチ、5球目を詰まらせ併殺打に打ち取り、難を逃れました。
タイブレークでは晴樹選手のタイムリーで1点を取りますが、直後に同点に追いつかれ、2死1・2塁の場面で大河選手からライト前にヒットを打たれてしまいます。
この当たりで本塁を狙った2塁走者の薮選手でしたが、ライトを守る中山選手の強肩に阻まれ、本塁タッチアウトでゲームセット。

何度も負けが脳裏をよぎった試合でしたが、引き分けで終え、ゲーム差を縮めさせませんでした。


23シーズン 5/21 vs北九州P@下関

火の国9-9北九州P 引き分け H橋爪、本野 本塁打 モタ1,2,3 武蔵3 仲村2 山口嶺生1

一球速報より

合計6発の花火が舞い上がったカード最終戦。
一発目は2回裏、モタ選手が少々姿勢を崩しながら、先発の下川選手から移籍後初となるツーランホームランで先制します。
二発目もモタ選手。
4回に下川選手から直球を捉え、2打席連続となったソロホームランで追加点を挙げます。
三発目は、もちろんモタ選手。
6回に3番手・江藤選手からまさしく「打った瞬間」の打球を叩き上げ、ツーランホームラン、火の国はモタ選手に3打席連続本塁打を許しました。
対する火の国は5回までに小林選手のタイムリーで2点を返し、7回にも中山選手のタイムリーで追いかけます。
8回表の攻撃、ここで四発目が飛び出します。
北九州Pの松本直選手から、先頭の山口嶺生選手の移籍後初めてとなるソロホームランで1点を返しました。
その後の仲村選手も流し方向にぶち込み、二者連続となるソロホームランで五発目を記録、試合を振り出しに戻しました。
その裏の守備、先頭・宇土選手のスリーベースでピンチを招いた石本選手は続く大河選手に勝ち越し打を許すと、変わった徳橋選手が7番・吉岡選手のスクイズを許し更に1失点。
極め付けは六発目:武蔵選手のツーランホームランでこの回4点を失いました。

負けムードが漂いますが9回、続投した松本直選手に挑むサラマンダーズは再び打線が爆発します。
深草選手のタイムリーを皮切りに、瀬井選手が1点、変わった大江選手に対して晴樹選手が1点ずつ返し、1点差まで追い詰めます。
2死2塁の場面で迎えた小林選手はツーストライクと追い詰められた3球目を弾き返すと、同点タイムリーヒットとなり、負けを消し去りました。
その後は両軍が決め手に欠け、ゲームセット。
大大爆発した北九州P打線に喰らいつき、2戦連続ドローに持ち込み、勝ちに等しい引き分けで乗り切りました。

23シーズン 5/26 vs大分B@藤崎台

火の国5-4大分B ○石本 ⚫︎木戸 H山口翔 S水野

一球速報より

ホームに戻って挑んだ大分B戦。
大分打線は内川・水本選手を欠きながらも、初回から久保田選手の先制タイムリーをあげ、先発・宮澤選手の立ち上がりを襲います。
2回にも新太郎選手からタイムリースリーベースヒットを浴び、ビハインドは3点となりましたが、その裏の攻撃でこの日も8番に座る山口嶺生選手のタイムリーで2点を返します。
さらに3回の攻撃で、この日初スタメンのアルバレス選手が日本初安打・初打点となるタイムリーを放ち、同点にします。
序盤以降は両者決め手に欠ける場面が続きましたが、8回裏の攻撃で二者連続四球。
ここでサンチェス選手に代わって出てきた山本選手が投手の股を抜くタイムリーで勝ち越し、さらに大﨑選手にもタイムリーが生まれ、終盤で勝ち越しに成功します。
最後は水野選手が失点こそしましたが抑え、勝利を手にしました。


23シーズン 5/27 vs大分B@藤崎台

火の国5-3大分B ○山口翔 ⚫︎猿渡 H中村総、石本 S水野 本塁打 アルバレス1

一球速報より

火の国は初回から、初の4番に座った山本選手と仲村選手のタイムリーヒットで先制します。
3回には5番・アルバレス選手が引っ張り方向にKAL初ホームランを放ち、3点のリードを手にします。
先発の松江選手は序盤は抑え込みますが、4回に不運も重なり同点に追いつかれます。
2番手の中村総選手、3番手の山口翔選手が押さえ込む中、7回に1死2塁のチャンスを迎え、打席には上り調子の中山選手。
猿渡選手の初球を捉え、勝ち越しタイムリーツーベースとなりました。
さらにその後、アルバレス選手がタイムリーを放ち、リードは2点に。
8回は石本選手、最後は水野選手がセオリー通りに抑えて、勝利。
カード勝ち越しを決めました。


23シーズン 5/28 vs大分B戦@藤崎台

火の国3-2大分B ○下川 ⚫︎北方 S水野

一球速報より

先発の菅原選手は、初回に安打と四球でピンチを作ると、5番・川原選手にタイムリーを浴び、試合は追いかける展開となりました。
2回にも新太郎選手にタイムリーで点差を広げられ、打線も出塁こそしますが、併殺に打ち取られ中々キッカケを掴めません。
歯車が動き出したのは6回。
2死2塁の場面で、8番・山口嶺生選手が左中間へ運んだタイムリーツーベースで1点を返すと、7回には大﨑選手が2死1・2塁で再び同じような2点タイムリーツーベースを放ち、逆転に成功します。
その後は勝ちパターンの山口翔選手・水野選手がしっかり抑え、ゲームセット。
見事、カード3タテを決めました。

【まとめ】


6戦4勝2分(通算23戦15勝6敗2分)

(記事執筆現在)KAL1位

(2位北九州Pとゲーム差3.5、3位大分Bとゲーム差4.0、最下位宮崎Sとゲーム差12.0)

黒星を作らず、2位とのゲーム差を離洲ことができました。
特に、下関でのカードでは序盤に点差を付けられてからの、終盤での追いつきを見せていたため、実質勝ちと言っていい引き分けを捥ぎ取ることが出来ました。
野手に関しては今回のタイトル通り、この6戦は開幕から不調だった選手達が躍動してくれました。
開幕から無安打が続いた髙山選手や、打率1割台に喘いでいた山本選手が試合を決める一打を放ち、少しずつ調子が上がってきています。
特に、打率1割台に苦しんでいた山口嶺生選手が移籍後発となるホームランを含めた複数安打を記録し、打率も.267にまで上昇しました。
打撃だけでなく守備でも柔らかい体を上手く使っており、これからも攻守に貢献してくれるでしょう。
また、新外国人のアルバレス選手も本塁打を記録し、火の国ファンの心を掴んでくれました。
投手は中継ぎ陣が頑張りを見せ、勝ちパターンはフル回転で稼働していました。
クローザーの水野選手は2カード全試合に登板し、ピンチを作っても勝ち越しは許さない勢いの投球を見せてくれました。

一方で、先発陣が早い段階で降板したり、サンチェス選手や瀬井選手らの打率がやや下がり気味になっており、夏場を迎える中で不安要素も見られました。
2位の北九州Pとは3.5ゲーム差離れていますが、ここで差をつけないと逆転を許しかねません。
好調・不調の波がある中で、最大限選手が自身の力を引き出せるか、6月以降の試合には期待したいです。

次回の試合は、6月1日から始まる宮崎Sとの4連戦。
ジメジメした天気を晴らしてくれる展開に期待しましょう。



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