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【雑談】猿田彦に跨って

先日、料理をしていた際、不注意で指を切りかけた。
包丁の刃が粗かったおかげで、少量の出血で済んだのは不幸中の幸いだった。

後日、キッチンの全ての包丁を研いでみた。
こんなに黙々と砥石と向き合うのは小学生だろうか、20分で全て研ぎ終えた。

包丁で食材を切るように、人生における物事は細かく刻んで解決すべきだと二十代になって分かった。
何事も段階的に進むことで、丸々の野菜は火が通りにくいが細かい野菜はすぐ火が通るように、効率が良くなる。

一方、一気に済ませることは愚策だとは、以前から理解できていた。
テストにおける一夜漬けを見たら明らかだ。
ゴールを想定したら、そこまでにどのくらいに分けたら達成できるかを考える。
人の上に立つ上でさらに意識するようになった。

父が定年を迎え、嘱託として再雇用してもらったそうだ。
同じタイミングで退職した人からアウトドア用のナイフをもらったそうで、現在それはキャンプではなく台所で活躍しているそうだ。

試しにリンゴを切ってみると、切れ味が凄いのが明らかに分かった。
これでは指を切り落としかねない。

しかし、新しいナイフは実に使い勝手がいい。
早くこれで魚を捌きたいと思った、佳境も佳境の6月。

贔屓の交流戦優勝が消滅して送信。

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