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【選手紹介】＃２３　松本陽雅

サク来

松本 陽雅(まつもと ようが)　背番号２３　内野手　1998年3月23日生まれ
右投両打/福岡県/古賀竟成館高ｰ沖データコンピュータ教育学院ｰ熊本GLｰ滋賀B
21年 45試合 打率.280(100-28) 打点7 本塁打0 盗塁14 OPS.643 守備率.967
22年 57試合 打率.318(151-48) 打点13 本塁打0 盗塁29 OPS.849 守備率.985

23シーズン終了後、任意引退

Baseball Times vol.52、 一球速報.comより



【赤い稲妻】


19シーズン、熊本GLで駆け回った稲妻は滋賀の地で黒く染まった。
滋賀で切り込み隊長を務めあげ、心身ともに成長した松本陽雅選手は21シーズンに再い熊本の地に降り立った。
入団当初は9番バッターとしてコンパクトな打撃を披露し、先頭打者に繋ぐ重要な役割を担った。
22シーズンはケガが心配されるも、そんな心配を振り切り、主に先頭打者としてその力を遺憾なく発揮した。
打率はキャリアハイの3割に到達し、続く中村晴選手とともにチャンスメークを席巻した。
グラウンド内外での対応やスマイルはファンの心を奪い、女性から子供まで幅広い。
赤い稲妻は今年も火の国に迸る。


Title Photo by @KpbProject


窮地を救うヘッスラ


こんにちは、サク来です。

今回は、火の国一の愛され男、松本陽雅選手をご紹介します。
20シーズン、滋賀Bで核弾頭を務めた松本陽雅選手は、実はその前年に熊本GLに所属しており、その身体能力に注目を浴びていました。

滋賀で鍛えた力はすさまじく、火の国では創設メンバーとして打線を引っ張っていきました。
引っ張ったといっても打順は9番の試合が多く続きます。
しかし、そこでコンパクトな打球で先頭打者の髙山選手に繋ぎ、打線の途切れを防ぐ役割を持っていました。
KAL2年目、プロ3年目となった22シーズンは1番に座るようになり、出塁すれば足を活かして2塁を陥れ、打てば打線は繋がる、いい流れを築きました。

ついた愛称は「赤い稲妻」。
これは滋賀時代の「黒い稲妻」から由来し、以降、松本陽雅選手のグッズの中でも度々出てくるキラーワードとなりました。


そんなファンの多い松本陽雅選手が最も輝いた試合として、21シーズンの琉球BO戦を選びます。

21シーズン 8/5 vs琉球BO戦＠藤崎台

火の国8-7琉球BO ○石本 ●福田 H酒井、西島 S石森 

一球速報より

この日先発の猿渡選手が立ち上がりから失点を重ね、2回でKO。
打線も点こそ返すもなかなか点差が縮まらない状態にあった試合でした。
定位置だった9番に座った松本陽雅選手は、第三打席までヒットが出ず、中々先頭にいい流れをもたらせません。
試合が大きく動いたのは7回ウラ。
酒井選手からバトンを受け取った福田選手が、いまいちコンディションが定まらず、四球を大量に許してしまいます。
この時に大きく動いた火の国は、浦木選手、西選手のタイムリーで同点迄に追いつきました。
そして、バッターボックスに入るのは松本陽雅選手。
流れが続く中で、福田選手の初球をひっかけゴロとなり、ファーストが捕球。
ここで溜息をついたファンは多かったでしょう。
しかし、松本陽雅選手は最後まであきらめませんでした。
一塁に入るまさにその直前。
決死のヘッドスライディングでを敢行し、見事セーフ、その間に3塁ランナーホームインで逆転に成功しました。

そのまま石森選手がシャットアウトし、華麗な逆転劇に相応しい勲章打を放ちました。


この日のMVPに選ばれた松本陽雅選手。彼の力は火の国にとって不可欠なものとなった。
Photo by @KpbProject

23シーズンもチームを照らすことが期待される松本陽雅選手。
光る稲光は皆の心に刻まれています。

おまけ


熊本GL時代、鮮魚コーナーで働く松本陽雅選手


お祝いのメッセージを読む松本陽雅選手


クールな一面ももつ松本陽雅選手


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成績


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