見出し画像

【選手紹介】#99 エミリオ・グスタボ

Emilio Guistave エミリオ・グスタボ 背番号99 外野手 1995年1月26日
右投右打/ドミニカ共和国/バーテエマクダレナ高ータンパベイ・レイズ
22年 25試合 打率.301(93-28) 打点23 本塁打2 盗塁6 OPS.792 守備率1.000

22シーズン終了後、大分Bへ移籍

一球速報、火の国サラマンダーズ 新入団選手のお知らせより引用

【最終兵器】


2022年8月3日。
何の前触れもなくサラマンダーズ公式SNSが2枚の写真を投稿した。
そこには空港に到着してさら丸のぬいぐるみを抱きかかえたグスタボ選手だった。
神田社長も注目したその打棒と意外性を見せた脚力で、限られた試合数ながらあまりにも強烈なインパクトを残した。
3番水本・4番モタ・5番グスタボの豪華なクリーンアップを担い、グラチャンまで支え続けた。

まさしく独立リーグ最高到達点へと導く最終兵器と言えよう。


Photo by @KpbProject

Title Photo by @kashiaki71

優勝へと導くサヨナラ打


こんにちは、サク来です。

本日は、途中加入ながら凄まじい活躍で日本一に貢献したエミリオ・グスタボ選手をご紹介いたします。
2015年にはドミニカサマーリーグにてタンパベイ・レイズでのプレー経験もあるグスタボ選手。
8月に来日すると、その2日後には北九州P戦でいきなりスタメンデビューしました。
8月5日のデビュー戦、第三打席に日本初安打を記録すると、続く第4打席で超特大グランドスラムを叩きのめしました。

この時、サク来はリードをとっていたのですが、火の国のボルテージを更に高めてアドレナリンが止まらなかったことを覚えています。

23シーズンも打線を引っ張ってくれるのかと期待しましたが、11月に大分Bへの移籍が報じられました。


頼もしいドミニカンが一転、強敵として立ちはだかることとなりました。
しかし、いくら敵でもグスタボ選手の陽気な性格とプレーを忘れることはありません。

今後も(vs火の国以外で)その打撃を見せていただきたいばかりです。

そんな、グスタボ選手が最も輝いた試合ですが、先ほどのグランドスラムと迷いに迷って北九州Pとのダブルヘッダー初戦を紹介いたします。


22シーズン 9/10 vs北九州P戦(ダブルヘッダー1戦目)@藤崎台

火の国4-3北九州P ○松江 ●松本直

一球速報より

中止になった試合消化の兼ね合いでダブルヘッダー開催となった北九州P戦。
規定により7回最終回というイレギュラーでの戦いでした。
2連勝すればマジックが点灯するということで、相手も気合十分だったことは明らかでした。
5番に座ったグスタボ選手は2回、1死からレフト前ヒットで出塁しますが、後続が倒れチャンスメークが上手くいきません。

すると、3回。
北九の3番大河選手が先発の松江選手からタイムリーを放ち先制点を献上します。
4回にも妹尾選手の打席で守備の乱れをみせて更に2失点してしまいます。
その裏、1死1・2塁の場面で打席に入ったグスタボ選手は、またもやレフト前に運んで、1点を返しましたが、またもや後続が打ち取られ、苦しい展開が続きます。
6回には、詰まったように見えた打球が外野手の頭を越えてスリーベースヒットで猛打賞を記録しますが、中々得点できず最終回を迎えます。

最終回のマウンドには北九州Pの守護神・松本直晃選手が向います。
サラマンダーズはマジック点灯のため、真っ向から挑みました。

先頭の髙山選手がヒットで出塁すると、すかさず盗塁を決め、チャンスメークに成功します。
9番柏木選手が放った打球でファンブルを誘い、1点差に詰め寄ります。
1番に帰って松本陽雅選手は快速を活かしたバントヒットで再びチャンスを作ると、3番水本選手のタイムリーでついに同点に追いつきました。
なおもサヨナラのチャンスで続くモタ選手が四球を選び、2死満塁の絶好のチャンスを迎えました。

ここで打席に向かったグスタボ選手。
スタンドのボルテージもただならぬものでした。
逆転サヨナラのチャンスで2ボール2ストライクとなり5球目。
松本直選手が投じた直球をはじき返すと、遊撃手の頭を越え、サヨナラタイムリーを見事呼び込みました。

渾身の一球を見事振り抜き、大事なダブルヘッダー初戦を最高の形で締めくくりました。

グスタボ選手は、ダブルヘッダー2戦目にも先発出場し、4打数2安打と好調ぶりを発揮し、チームの勝利に貢献。
火の国サラマンダーズはマジック3を点灯することに成功しました。


ファンからも愛されたグスタボ選手。別れが惜しくて堪えきれない
Photo by @KpbProject


2シーズン目を迎えるグスタボ選手。
更なる飛躍に注目です。


おまけ


エミリオ・グスタボ選手日本初ホームランを放った時のバット



レイズ時代、瞬足で内野安打を勝ち取ったエミリオ・グスタボ選手


松本陽雅選手と日本一を分かち合うエミリオ・グスタボ選手


謝辞

今回、グスタボ選手の紹介記事に取り掛かるにあたって、ハミお様(@kashiaki71)よりタイトル写真、おまけで用いさせていただいたバットの写真と告知投稿(リンク先参照)の写真をご提供いただきました。
この場を借りて御礼申し上げると共に、深謝の意を表させていただきます。



詳細情報


成績(日本)


成績(海外リーグ)


Instagram(非公開アカウントですが、フォローすれば通してくださいますのでご紹介させていただきます)

https://instagram.com/emilio_gustave30?igshid=YmMyMTA2M2Y=


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?