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【考察】24シーズンの北九州Pに関する考察

こんにちは、サク来です。

宮崎S・大分Bに続いて3球団目となる展望に関する考察、今回は昨年2位の北九州Pについて見ていきたいと思います。

最大の宿敵


火の国が避けては通れない宿敵・北九州Pの23シーズンはまさしく「脅威」でした。
新加入の平間選手と2年目の大河選手、さらに途中加入のコウキ選手や火の国の主砲だったモタ選手、経験豊富な宇土選手に中村道選手、高橋選手に和希選手、吉岡選手…。
挙げていくとキリがありません。
それほど相手からしたら嫌なバッターが揃っていました。

投手もドラフト指名された大江選手や本野選手、橋爪選手など23シーズンに比べて中継ぎ陣が手強くなりました。
先発もタバーレス選手や荒巻選手など豊富に揃い、インパクトは十分でした。

vs火の国戦ではとにかく最終盤までもつれる試合が多く、タイブレークではお互いに手に汗握る試合が続きました。
その中で火の国が11勝7敗3分と勝ち越して、リーグ3連覇を成し遂げました。

オフには主力級の選手が次々と抜け心配されましたが、3月のRPCカップでは新加入選手と残留した選手たちがうまくマッチし、決勝戦では火の国をあと一歩のところまで追い詰めました。


23シーズンまでの北九州P


22シーズン 74試合 39勝35敗 勝率.527
23シーズン 77試合 43勝28敗 勝率.606

一球速報より


22シーズンと比べて勝率が上昇、さらに大江選手がドラフト指名されたことで球団初となるNPBへの選手輩出を達成しました。
ただ失点数は383失点と火の国と比べて大きく差があり、シーズン中の試合でも不用意な四死球から失点へとつながる場面が多く、そこが一番響いているのではないかと考えています。

個人成績では2年目の大河選手が打率.387で104安打をマークして打撃二冠、モタ選手が本塁打10で本塁打王を獲得し、主要な打撃タイトルを総ナメ。
他にも多くの選手が打率3割台を記録し、22シーズン以上に打撃力が向上したことがわかります。
ベストナインでは最多の6名が選出され、選手層の厚さが伺えます。

オフには主要選手が多く抜けてしまい24シーズンが心配されましたが、RPCカップでは新加入の選手たちが活躍し、決勝戦では火の国と一歩も譲らない戦いを演じました。

主な退団&入団選手


前回と同様、ここからは今オフに新たに入団した選手、そして退団した選手をいくつかピックアップしていきたいと思います。
なおリストでの表示は選手名(公示、現所属球団or前所属球団)を表しております。

主な退団選手

野手

イスラエル・モタ   (移籍、火の国)
大河(松尾大河)   (自由契約、火の国)
コウキ(松田康希)(自由契約)   等

投手

松本直晃 (自由契約、北九州P監督専任)
大江海透 (NPBドラフト指名、オリックス)
橋爪海人 (自由契約)   等

17名


多くの主力を失った北九州P。
中でも野手陣では先述の大河選手やモタ選手など軸を担っていた2人が火の国へ移籍しました。
また他にも途中加入ながら勝負強いバッティングが印象に残るコウキ選手に高橋選手、脱サラ戦士の宇土選手、さらには選手兼任だったジョニー選手と西岡選手にいずれも自由契約の公示が発表されています。
投手ではドラフト指名でオリックスへ入団した大江選手や最優秀中継ぎ投手賞を受賞した橋爪選手など中継ぎ陣が多く抜ける形に。
松本直選手は西岡監督の後を継ぐ形で就任することとなり、同じく自由契約となっています。


主な入団選手

野手

河野颯太(前大分B)
漁野海人
ヤン・ジェムン  等

投手

中村総一郎(前火の国)
行木俊(前広島)
川﨑大輝  等

13名


全体的に投手の補強が目立ったオフでした。
元広島の行木選手や脱サラ戦士の中村総一郎選手ら経験豊富な選手から、勝野選手に大山選手などプロ入りしたフレッシュな選手たちが揃いました。
サク来が注目しているのは北九州市立大からプロ入りした川﨑選手。
19年の夏の甲子園にて佐賀北高のエースだった川﨑選手は、KAL開幕から2試合に先発として登板し、一定の試合を作っています。
試合を見た感じではまだまだ成長の余地を残しており、終盤戦までに火の国に脅威を与えうる可能性が十分に高いでしょう。
一方の野手でも大分Bでプレーした河野選手に俊足巧守が持ち味の漁野選手など少人数ではあるものの実力のある選手たちが入団しました。


サラマンダーズはどう立ち向かうか


2年連続でKAL2位の北九州P、火の国が少しでも隙を見せるとあっという間に追いつかれ、その差はどんどん広がっていくでしょう。
監督も西岡監督から松本直監督へと交代し、RPCカップでは火の国を追い詰めました。

戦力としてダウンしていることは間違いありませんが、勢いは火の国と変わらないぐらい凄まじいものを感じ、実際に終盤の粘り強さや一度許したら止まらない打線は昨年以上のものを感じます。
火の国のリーグ4連覇&日本一3連覇を遮る可能性が最も高いチームといえましょう。

この勢いに流されず、いかに自分たちの流れを呼び込めるか。
火の国が王者であり続けるために必要になってくることだと考えます。

北九州Pとの今季初対戦は4/19(金)の藤崎台での一戦。
ホームで3タテして、早く優勝への道筋を歩きましょう。

参考資料


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