見出し画像

夜の散歩

 

 通勤時間が片道30分くらい短くなって、帰って晩ごはん食べたあとに散歩するようになった。だいたい30分くらい歩いてる。片道分の運転が散歩になったようなかんじ。まめぞうとふたりで歩く。話しながら、ふざけながら。車の運転あんま好きじゃないので、なんかそのぶん人生が増えたようなかんじする。お得。

 ふたりのときはまめぞうが主にしゃべるときが多い気がする(まめぞうがだめぞうになってるときを除く)。なんかしゃべるのめんどう。ひとと会うのも億劫やけど、しゃべるのもめんどう。かもしれん。なんかを受けてあははーとかふーんとかってなってるだけのほうがいい。かもしれん。

 まめぞうはふたりのときは解放されてて、解放されたまめぞうはよくしゃべる。話らしい話はないんやけど、よくしゃべる。しゃべるのがすき、ふざけるのがすき、はしゃぐのがすき。そういうかんじ。にみえる。わたしはそれをおもしろがってる。

 さいきんだんだんとちょっとずつ暗くなるのがはやくなってきてて、あーって思う。めしの前にさんぽしてもいいんやけど、冬んなったらどうせめしまえでも暗いし。まあそうなったら雪やらなんやら降っててどうせ歩けんか。

 こっちの散歩道は、広くて、空も広くて、その日の気分であちこち行けて、人通りも少なくて、いい。今日は股関節やらヒザやら痛くて途中で引き返したけど。


 残りのもう片道分の30分は、寝てる。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?