No pain , no gain

痛み無くして得るもの無し

今の苦労は後の楽につながる。

そんなこと言われても苦しい時は先のことなんて考えられないし、今の苦しみから解放されたいから足掻くのではないでしょうか。

私は左手首に消えない傷が何本もあります。

苦しかった中学生時代に、自分の辛い思いをカッターに込めて傷をつけました。

当時の私は自分が置かれている状況が全てだと思っていたからこそ、逃げ場のない状況にどうしていいか分からなくなりました。

手首の痛み、血のにじむ瞬間、カッターを握る汗ばんだ手、全て鮮明に思い出すことが出来ます。

価値あるものを得るために

私はこの傷と痛みと交換に得たものは大きいと思います。

あの時しんどい自分が自分を傷つけて耐え、生き抜いたおかげで、今の自分はここに居て笑える日々を送っている。

今でももちろん苦しくなる日はあります。

死にたくなる日も、きえたくなる日も、生きていれば喜怒哀楽たくさんあります。

そんな時左手首の無数の細い傷跡が、力をくれている気がして、辛さ苦しさを吸収してくれてる、そんなふうに思えました。

痛みを感じなければ何も得られない

そういうわけではないけれど、

痛みがあったからこそ得られるものは確実にあります。

後悔はしていない。過去の辛かった自分を受け入れてその時の気持ちを忘れずに今を生きていきたい。

そんなことを思った20歳まであと2ヶ月切った暑い日。