運動会ってだれのため?

運動会、必要でしょうか。
運動が得意な子が輝くという点で、個性を発揮できる場としての捉えは理解できます。

が。

運動が苦手な子にとって、それは個性を発揮できる場になっているでしょうか。

そもそも、個性を発揮する場とするならば、団体競技などいらないし、集団でダンスなんてもっといらない。

とすると、やっぱり個性を発揮する場では無いような気がします。

「日頃の体育学習の成果を発揮する」はよくねらいとして掲げられていますが、ではなぜ運動会にむけての特別な時間割が組まれるのでしょうか。
また、5月に運動会を開催する学校の1年生は4月の体育の授業の成果を発揮するのでしょうか。本当に?

やっぱり運動会っていらないんじゃないかと思ってしまいます。
ただ、いきなり"なし"となると、やっぱり反発が強い。

ということで、日頃の学校での学習成果を発表する場を設ける必要があると思います。
(学習発表会というと、劇化などして形骸化しているので、今回はその言い方は避けました。)
学芸会をやりたい子、運動会をがんばりたい子、展覧会をがんばりたい子………
一人一人の"たい"が泳いで、発表する場をつくりたいです。時間的、空間的、人的制限も踏まえて。

そもそも、運動会なんかなくとも、子供は育ちます。

自信をつける子ばかり見て、自信を失っている子を見落としていませんか。

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