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詩『夢への扉』
本の表紙は夢への扉
開くと広がる景色
感じる風や匂い
主人公に自分を重ね
ページを繰っていく
晴れた空の下で
月明かりの下で
人と出会い 語らい
泣き 笑い 喜びを分かち合う
その輪の中に自分もいる
栞を挟んで閉じると
次に開かれるまで
本の時間は止まってる
残りのページが少なくなると
別れが寂しくもなる
そんな本の扉を開きたい
![](https://assets.st-note.com/img/1713876292105-s2ZZYG8QnM.jpg?width=1200)
本の表紙は悪夢の扉
開くと闇に包まれる
感じる不安と孤独
運命はどう転んでいくのか
ページを繰る手が止まらない
暗い森の中で
閉ざされた屋敷の中で
得体の知れない声がする
不運 悪意 恐怖に襲われ
そこから抜け出せない
栞を挟んで閉じても
不安が部屋に漂っている
もう一度本を開き
残りを読んでしまおう
結末に辿り着こう
そんな本の扉も
たまには開いてみたい
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