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詩『ふわふわ しあわせ』

あたたかい雪の中にいるように
まるい雲が浮かんでるように
ふわふわ ふわふわ
とてもしあわせな気分

会話を包む空気が
ぼくたちの周りの空気が
ふわふわ ふわふわしてて
とても温かい気持ち

手をつなごうよ
夕日に染まった綿菓子のように
立ち込めた霧の中を
ふわふわ歩いていこう

観覧車 乗ろうよ
月に照らされた綿毛が
ぼくたちを見守る中を
ふわふわ昇っていこう

握り返された指の名残りが
手を離した後もずっと
心の中をふわふわ漂ってる
これがしあわせなんだね

高い所にいた名残りが
降りた後もずっと
地面をふわふわさせてるみたい
それを見て笑ってるね?

あなたが笑っていると
心の中がふわりと染まるね
とても温かい気持ち
これがしあわせなんだね

クロード・モネ 『ヴェトゥイユの日暮れ』

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