岡宮来夢くんと謎コラボ

ワインとさるぼぼ。何という、不思議なチョイスでしょう。

彼は少年に見えても成人男性。お酒はNGではないし、ワインってオシャレなイメージあるので、人気急上昇中の新人イケメン俳優とコラボしても不思議じゃない。でも関連が見えない…。

岡宮くんの出身地は長野。だから信州ワインかなと思ったら、甲州ワインだそうで???

岡宮くんの誕生日に合わせて423本用意されたワインは、あっという間に売り切れたとか。私自身は、岡宮来夢という俳優さんのファンではなく、あくまで鶴丸国永のファンなので、俳優さんの背景に関心があるのも、その範囲でのこと。「鶴丸ワイン」なら買ったかもしれませんが、「くるむのワイン」には、最初から参戦するつもりはありませんでした。

それでも、すでに「鶴丸ではない岡宮くん」にも、たくさんのファンがついていることは、よくわかります。実力も魅力もある若手俳優ですもの。SNSのフォロワーだって、大した数じゃないですか。なのに、423本。それも受注生産ではなく、ヨーイドンって。そりゃ、買えなかったファンは不満だったでしょうね。

さて、私は、ものごとの背景とか裏側とかを想像するのが大好きです。当たるも八卦、当たらぬも八卦。

岡宮くんの家庭環境については、大ハズレでした。シアコンで松田氏と対談したとき、自分の想像が完全に妄想だったことを知ったのです。

私は、岡宮くんを「堅実な生き方を望む親の反対を押し切って、都会に出てきた俳優志望の少年」と捉えていました。芸能界に無理解な家族を見返すべく、孤軍奮闘し、ついに歌合で故郷に錦を飾る。2.5次元のことなど何もわからない親御さんも、あの歌合で荘厳な儀式を司る来夢くんの姿を見れば、わが子の成功を認めただろう…と。

シアコンの対談では、岡宮くんの個人情報がかなり開示されました。兄と弟がいることとか、「来夢」という芸名めいた名前が本名であることとか。そしてその名前には、子供に好きな道を進んでほしいという親御さんの想いがこめられていました。芸能界を志して上京する彼を、家族の皆さんは心から応援していたのです。

さらに、「葵咲本紀」のバクステ映像でも、それは証明されています。来夢くんは「お母さんは刀ミュが大好き」とのたまい、ベテランアンサンブルの方とのツーショットを、「お母さんがいちばん喜ぶ」とまで。…お母さん、いいなあ。私もこんな息子が欲しかったですよ。

とまあ、こんなふうにハズしてしまう私の想像なので、そのつもりで読んでくださいね。

ワインとのコラボ、若い岡宮くんの発案ということはないでしょう。ワインの販売元が、事務所を通してお願いしてきたのでは? そして、向こうは岡宮くんを名指したかどうかも怪しい。お母さんの前例があるので、ワインの会社上層部に刀ミュファンが…ということも無いとはいえないけど、それならもっと本数を増やしたり、販売法を考えたと思うのですよ。

コロナ絡みで、いま、いろいろな業界が苦しんでいます。水商売が自粛すれば、お酒の売れ行きも落ちるでしょうね。ワインの販路として女性は有望、女性に人気のある俳優に宣伝してもらえれば…ということで、岡宮くんを紹介されたのではないでしょうか。

マネージャーさんあたりは、もしかしたら(たった423本…受注ではなく競争で?)と危ぶんだかもしれない。でも酒造会社の方では、おそらく上層部のオジサンたちが名前を聞いたこともない、童顔でほわほわした岡宮くんに、それだけの影響力があるとは思わなかったのではないでしょうか。

今頃は、2.5俳優の人気のすごさが身に染みていることと思います。「くるむのワイン」を買いそこなったファンの中には、「似たようなテイストのワインがあれば売ってほしい」と注文している方もあるようなので、コラボして良かったと思っていただければ、岡宮くんのためにも嬉しいことです。

最後に、次のコラボ商品が「さるぼぼ」であることについて。これ、岐阜の民芸品だそうですね。また、長野じゃないのか。ひょっとして、発祥が岐阜でも、長野にもあるのかしら。

産地に疑問はありますが、商品としては悪くないと思います。ネーミングがちょっと…私の居住地では、口にするのが憚られる単語が含まれてるのですけど。

ワインのときは、未成年者は購入できませんでした。今度は年齢制限なしのマスコットですし、数に制限があるふうでもないですね。そして「さるぼぼ」は、本来、子供を病魔や災厄から守るいわれのあるものです。こんなときだからこそ、自分や身近な人の健康を祈って、部屋に飾ったりカバンにつけたりできる品物は、ありがたいのではないでしょうか。ましてそれが、推しの名前を身につけているのなら、なおさらご利益がありそうですね!


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