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近くて遠いカマンベール

いつも買い物に行くスーパーに、見慣れないチーズが売られているのを発見しました。
子どものころはどうにもグニュっとした食感と苦みがあるのが受け付けなくて、苦手だったカマンベールチーズ。

でも大人になり、カマンベールチーズも割と美味しいのでは?と思えてきてだいぶ好きよりの食べものになってきました。
ただし、日本産のカマンベールチーズだけ。

というのも、カマンベールチーズに目覚めた私はぜひ本場のカマンベールを食べてみたいと意気込んで、カルディで金のカマンベールという、良いお値段のチーズを買ってみたのです。
本場のチーズ、なめてた。

開封するとまず、アンモニアの強い香りが鼻を刺激します。
この時点で涙目。
味もかなり塩辛くて、チーズの濃厚な苦みが口に広がります。
一口かじってもうギブアップしたかったのですが、もったいないので気合いで1欠片は完食。
3ピース入りだったので、残りは父へ託しました。
お酒好きの父は「白ワインによく合う」と喜んで食べておりました。
私は美味しんぼの松茸とトリュフの話を思い出しました。
日本のカマンベールは、日本人用に改良されてるんだと思い知ったのです。

それからというもの、私の中のカマンベールは雪印と明治の切れてるカマンベールチーズだけになりました。

ここで冒頭のスーパーのお話に戻ります。
いつものように切れてるカマンベールチーズをカゴに入れようと手を伸ばす。
売り場の端に見慣れない緑色の箱が置いてあるのが目につきました。
アーラのカマンベールチーズ…?
どうやらデンマーク産のようです。
外国のカマンベールチーズかぁ。
脳裏に金色の包み紙が一瞬よぎります。
しかし、一抹の不安をよそに私の右手はチーズの箱をあっさりとカゴの中へ入れてしまいました。
パッケージは緑色で雲みたいなふわふわマークが描かれていたし、なんというか私は強い!みたいなプレッシャーを感じなかったのです。
ロゴもお花のマークで可愛かったし。

帰宅後、さっそく開封。
まずは臭いを確認。アンモニアの臭いはありません。
ホッと胸をなでおろします。
ホールチーズだったので6つに切り分け、食べない分はラップで包みます。
いつも買っているカマンベールは常温に戻ると中身が柔らかくなるのですが、アーラのチーズはずっとモチモチでした。
塩気もあるけど、日本のよりちょっとしょっぱいくらい。
かすかに明太子みたいな風味を感じましたがそれも嫌な感じではありませんでした。
これなら食べられる。むしろ美味しい。
アーラのカマンベールチーズはやっぱり優しいやつだった。

今度買い出しに行ったら、またアーラのカマンベールチーズをカゴに入れよう。


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