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皇室の問題は、日本人だけで解決すべきものです

やっていることは同じでも、目指すところが違えば結果が違ってきます。


政治の世界でも主義主張が全く違う政党同士協力したりしますが、同じ道を歩いているようで、実現させようとしている世界観は全く違います。
目的を実現させるために行動しているのですから、結果が変わってもおかしくないのです。


敬宮様を次期天皇に、と訴えている人が増えてきました。
女性天皇を容認する人が国民の9割にも上るとも言われていて、男系男子という明治時代に政治的意図をもって伝統と定義された、皇室の存続を危うくさせている愚策を打破できる、いい流れだと考えています。


さて。

私はYouTubeが好きで、時間がある時はよく見ています。
皇室系の話題にもアンテナを伸ばしているため、敬宮様の立太子を目指す動画のサムネイルが流れてきます。
目についたものをたまに見たりするのですが、その中には「これはちょっとなぁ…」と思うものもあります。

その筆頭が、ジェンダー平等の視点からのみ女性天皇を容認すべきとするものです。
問題の本質が違うということもありますが、そこばかり見ている人は日本人にとって天皇とはどんな存在かという重要な視点が欠けています。
そういう人たちはなぜ皇室を存続すべきかとの問いに、世界に類を見ない古来より続く宝だからとか、そういうふわっとした答えしか出しません。

私はそんな人が作っているのかな?と思われる動画を見ると、問いかけたくなります。

『日本人にとって天皇とはどんな存在だと思いますか?
 なぜ天皇が日本にとって必要だと考えるのですか?』


女性天皇を認めないのは、世界の潮流から外れている。
男女平等が当たり前の社会で、皇室だけが男尊女卑などあり得ない。
世界の王族が女王を押し戴いている中、日本だけが遅れている。


よく聞かれる女性天皇を容認する理由ですが、私にはその全てが些末なことだと思えます。
正直、世界からどう見えようがどうでもいいことで、日本人として日本をどんな国にしたいのか、日本人としてどうありたいのか、の方がよっぽど重要です。

私にとって必要なのは、この愛しい我が祖国日本を誇りに思える国として子々孫々に受け継ぐことです。
”私は日本人だ”と、次世代の子供達が胸を張って誇れることです。
天皇陛下は、天皇ご一家は、日本の誇りを体現している存在で、日本人全員が陛下のように生きれば幸せに平和に生きていけると確信できます。
だからこそ護りたいのです。


両陛下が歩いている道は茨道です。
実の両親からもありとあらゆる手を使って貶められ、行く手を妨害されています。

それでも両陛下は日本人として誇りをもって生きる道を、労多い道を、ただ真っ直ぐに歩いてくださっています。
簡単なことではないのに、私たち日本人に正しく生きることの重要性を、日本人としてどうあるべきかを示し続けて下さっています。

天皇陛下、皇后陛下は、私たち日本人の鏡です。
古来より日本を護ってくださっている神々様と日本人を結ぶ、かけがえのない懸け橋です。
神様の教えを、その生き様を通して、私たち日本人に示し続けて下さっているのです。

両陛下が正しくあるということは、日本人が神々様の教えをしかと理解してよりよく生きられることを意味します。
けれど天皇が神様の道を外れるなら、日本は、日本人は腐り落ちてしまうでしょう。

日本人は本能的にそのことを知っているのだと思います。
だから平成の天皇夫妻や秋篠宮家を受け入れられず、嫌悪してしまうのでしょう。


話がそれてしまいましたが。


ジェンダー平等の視点のみで敬宮様に皇統をという動きは、古来から日本人に根付いてきた日本人としての価値観や誇りから今上両陛下や敬宮様を求めるものではありません。

私は日本人として皇室が必要なんだという本質の部分を欠いた人たちを信用できないので、フェミニズム思想に被れた人たちのすることを受け入れることが出来ません。

同じように敬宮様を戴くことを求めていたとしても、彼らと思いを共有し、共闘することなど出来ません。
目標が違えば価値観も違い、最終的に袂を分かつことがわかっているからです。


私は天皇皇后両陛下を尊敬し、敬愛しています。
その娘である敬宮様を愛しく、誇らしく思っています。

今上陛下御一家が日本人としてかくありたいと望む生き方を見せて下さるから、自然とそんな気持ちがわいてくるのです。
頭で考えたりした結果ではなく、心の底から、魂からあふれるのです。

これこそが天皇の証なのだと、私は考えています。
だからこそ、未来永劫受け継いでいきたいのです。


皇室を、敬宮様を手段として用いることは許せませんし、外国人に敬宮様の立太子を求める署名を訴える人間を信用できません。


ふざけるな。
そう言いたくなったのです。
あなたには日本人としての誇りはないのか、と。






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