見出し画像

発する言葉は自身の思考を露わにするものですよ

言葉選びって大事だなぁと思います。

例えば。
優先順位を間違えて、後からでも大丈夫なことに先に手をつけてしまった人がいたとします。

この人に対して、

「ごめんなさい、こっちを先にしてもらっていいですか?」

「今それをやる必要がありますか?こちらが先だってわかりませんか?」

どちらの声掛けでも、言われた人物は間違いに気付き、優先すべきものに取り掛かるでしょう。


同じ結果を生みこそすれ、決定的に変わることがあります。

相手に与える印象です。

後のように言われれば、多くの人が不愉快に感じます。
自分が間違っていたのだと自覚していても、「そんな言い方をしなくてもよくない?」と、モヤモヤした気持ちを抱えることでしょう。

上司や目上の人から言われればグッと飲み込むでしょうが、それでもなんて嫌な人間だろうという印象は残ります。

わざとではなく、本人的には貢献したいと頑張っていたのなら尚更です。
日本国民の多くは善良で、最善を尽くそうと努力する人たちです。
自分と関わりを持った人や会社には、よくしてあげたいと考えて行動する人が大半だと思います。


だからこそ、言葉選びは大切なのです。


人の思考は表情や行動にわかりやすく表れます。
特に言葉は、相手が自分をどう評価しているのかをわかりやすく測る材料です。

相手を罵倒したり嘲るような発言は、普通ならそうそう出来ることではありません。
けれど自分の社会的背景を考慮してか、相手に対して無礼極まりない言葉を平気で投げつける人がいます。

言葉を発した本人は自身の立場ではそうせざるを得ない、それがこの会社での自分の役割だからと信じているのかもしれません。
けれど、言葉は選べるのです。
選んだのは自身であり、それは言葉を発した人間の人格や価値観、人生観によるものなのです。

発した言葉は自分自身が心の奥深くで考えていたことを露わにします。
どんな状況でも、相手を蔑む言葉を選んで発したのなら、"私は素晴らしい人間であなたは私よりもあらゆる意味で下位の人間"と信じていることを示したことになります。


言葉を発するとき、立ち止まって考えるといいです。
なぜ私はこの言葉を選んで相手に伝えたのか。
自分は正しいと闇雲に信じていたことが、ごろりと覆るかもしれません。


バカにしている相手にしか、暴言は吐けないのです。

それが相手に伝わっていることに、気付いていない人間のなんと多いことが。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?