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低気圧の不調に対する東洋医学的対策

爆弾低気圧が来ているのだとか。
実は低気圧に対して結構簡単に対応ができたりする。
しかし、あまり広まっていないようなので、簡単にまとめたいと思う。

結論は気を補うこと、これが対策になる。

調整機能の過剰反応による気の消耗が起きる

まず低気圧の不調がなぜ起きるのか、簡単にそのメカニズムを解説したい。

低気圧が来る→変化に対応しようと体が自動的に反応する→いつも以上に『気』を消耗する→やべえ不調がおきる

これがものすごく簡単に説明した低気圧の不調が起きる仕組み。
気が消耗した状態は東洋医学では『気虚』と呼ばれる。
簡単に言えば疲労状態。
めっちゃ働いて疲れた日の状態みたいな。
気虚になると例えば頭痛、息切れ、動悸、倦怠感、食欲不振、消化不良、下痢、オリモノ、むくみとか、そういう不調が起きてしまう。
これ読んでる人も低気圧が来た時、こういう不調になった覚えがあるんじゃないかな。
気が消耗して不足しているのだから、気を増やすことで対策になる。

どうやって気を増やしたらええねん

手頃な気の増やし方は

  1. 睡眠をしっかり取る←一番重要

  2. 気を養うものを食べる

  3. 漢方を使う

という感じ。
睡眠については説明なし、そのままなので。
気を増やす食べ物は

  • 米、もち米

  • 鶏肉

  • 牛肉

  • ナツメ

  • キャベツ

  • ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ

ここら辺のものを20分以上煮て食べると効果的な対策になる。
お粥とかスープが手ごろな調理法。
気を増やすものは気を流すものと相性が良いので玉ねぎ、パクチーなんかと一緒に使うとベター。
漢方薬のお勧めは

  • 補中益気湯

  • 十全大補湯

  • 人参湯

あたりをお湯に溶かして飲むと効果的。
対策を知りたい人はここまで読めば十分。
この先は補足。

サプリでは効果薄

「別にわざわざ料理なんかしなくても同じ栄養素が入ってるサプリでええやないか」
東洋医学をやっているとよく耳にする言葉なのだが、これは結構わかりやすい落とし穴。
結論はサプリより料理の方が遥かに効果的ということ。
例えば通い慣れた道を歩く時と、初めて歩く道を進んでいる時の違いに近い。
通い慣れている道を歩く時はそんなに疲れないけれど、初めて歩く道はマップを確認したりキョロキョロしたりと目的地に着くまでに結構疲れる。

それと同じように食べ物も馴染みのあるものと、馴染みの薄いものでは体から見た取り入れやすさに雲泥の差がある。
馴染みがあればすんなりどこが受け入れたら良いのか、どのように処理すれば良いのか体がよく理解している。
しかし、馴染みが薄いものは対応の仕方がわからず、十分に吸収するのが難しい。

体に馴染みがあるかどうかは歴史的に食べてきたものかどうかで判断できる。

なので、先祖の代から食べてきたなるべく自然に近い形のものなら、体はよく吸収できる。
馴染みがあるからね。
しかし、サプリの形の栄養素に体が慣れているわけではないので、無駄では決してないが十分に栄養を吸収するのが難しい。
結果としてサプリより料理の方が良いことになる。

参考にしてもらえれば少しは低気圧の不調が楽になるかも。
みんな元気でいておくれ。

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