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9月24日のマザコン84

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そしてまた次の日。
紹介状を持って施設Nへ行く。社長に提出するのだ。
見学時だけ特別に中に入れてもらえたが、今日は例によって感染対策のため立ち入り禁止なので、玄関前に置かれている小さなテーブルで話しをする。

その場で社長が紹介状を開封し、読んでいる。
「なるほど躁うつ病ですか……」と。なにやら難しい顔をしている。
なるほどって、一昨日見学の時にしっかり具体的に説明したんだけどな。余すところなく様態を説明したけれども。なぜ今さら難しい顔をされるのか!

もしかしたら、なにか良くないことが父の紹介状に書かれていたのでは……?
K澤か。あいつの仕業か! ひょっとして、「Fuck you!!!!! 史上最悪の患者。本人もそして息子も、口うるささと神経質さが狂ってる。狂人のレベル。息子はちょっと気に入らないことがあればnoteで陰湿な悪口を書いてきやがる。この患者を入所させるくらいなら廃業した方がマシだと思うぜ、よく考えろ社長さん。同じ福祉に関わる人間として忠告しておく。こいつらには関わるな。絶対に勧められない!!」というような紹介の仕方がされているのではないかっ!?(そんなものは紹介ではない)

躁うつ病の場合、落ち込んだうつの状態から元気な躁の状態に移行する過程で、よく自殺したりする。(季節ごとに躁とうつが入れ変わったりするのだ)

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